「つなぐマガジンVol.06」で紹介されている、優れもののアウトドアギア「ストームクッカー」。 今回、個人的にどうしても試してみたい場所がありました。そう、それは雪国!真冬の極寒の中、 果たしてきちんと使うことができるのか。。。その疑問を晴らすべく、私は北海道に飛びました。
着いた場所は北海道網走市。何を隠そう、私の生まれ故郷でございます。オホーツク海側にある人口約4万人の街で、「網走刑務所」「流氷」「釣りキンキ」などの名所や海産物もあり、名前だけは知っている方も多いと思います。山あり、海あり、川あり、湖ありと自然に恵まれたとってもいいところですよ。
今回は、お正月の帰省を利用して、6歳の娘と実家の弟とともに雪上クッカーにチャレンジしたので、その模様をお伝えします。
チャレンジ当日。窓から天気を確認。うぉっ!ふ、吹雪!? 出ました暴風。この乱暴者!これじゃぁちょっとチャレンジ厳しい しょ~。ということでとりあえず断念。天気が回復するまで、とりあえず お気に入りの場所へ、嫌がる弟をたしなめドライブにいくことに。
さぁ、出発。幻想的な風景ですが、視界はあまりよくありません。 それでも男は前に進まねばならんとです!
国道をひた走り一路目的地へ。路面はアイスバーン。少しの運転ミスが事故につながりかねない、 危険な状態。慎重な運転が必要です。運転手のみなさん、雪道を走るときは気をつけて!
途中、オホーツク海が見えてきました。鉛色の空、鉛色の海。 あぁ、なぜもこんなに暗いのか。。。まさに演歌と日本酒の世界。 でも天気がよければ知床半島が見えるほど絶景なんですよ!
目的に向かう途中の山道。 おー、おー、吹くわ吹くわピューピュー吹くわ。 木々も風に叩きつけられています。この厳しい「しばれ(寒さ)」もまた、 冬の北海道の醍醐味なのですよ。
さらに続く吹雪。 神よ、私を目的地まで辿りつかせない気なのか!?いいだろう!雪よ降れ! 風よ吹け!どんな吹雪にも、わしゃ負けんぜよ!うおーっ! そんな自然との闘いのなか、ついに目的地に到着。
着いた場所は網走市内から車で15分~20分程度の「濤沸(トウフツ)湖」。 アイヌ語で「チカンプトウ」と呼ばれ、鳥がいつもいる湖という意味があるのだそう。 車から降りて見上げるとそこには鳥たちの群れがっ!
さっそく白鳥やカモたちに餌の食パンを与えてみることに。 すると食べる食べる!鳥ってこんなに食パン好きだったっけ? そうこうしているうちに吹雪もやんで穏やかな天気に。 よし、再チャレンジだ!一同いきなりですが帰路に。
さて、家に到着。 さっそく準備してチャレンジする場所に移動。そ、その時です! なんと巨大なつららが行く手を阻んでいるではありませんか! 相当なでかさ!でもひるむもんか!恐る恐る忍び足で下を 通り抜けます。
数々の困難を乗り越え、雪上クッカーに選んだ場所に到着。そこは実家の近所にある中学校のグラウンド。なぜかって?そりゃあもちろん近いからです。寒いですから。グラウンドも雪で真っ白です。寒そうでしょ?寒いですよ、ほんとに。ちなみにこの日の気温は-2℃。地元からすると、実は暖かい方です。この地を離れて十数年。すっかり寒さにも弱くなってしまった。。。
さて、まずはクッカーを雪上においてみることに。これぞ雪上クッカー(笑)!
そしてこれがパウダースノー。 きれいでしょ。食べれますよ。昔はよく雪で遊んで 喉が渇いたら雪を食べていたもんです。
それでは雪上で実際に組み立ててみることにしましょう。はじめての組み立てですが、いたって簡単。シンプルな構造なので、雪上でも時間をかけずに、あっという間になんなくできました。 良い道具は、説明がなくても組み立てができる「形」をしているものなのだと、以前何かの本で読みました。まさにそれ。子供にでもできそうです。
次に着火の準備。今回は実家にあった消毒用エタノールを借りました。母上、協力ありがとう(笑)。燃料を入れる部分に エタノールを注ぎます。ち、ちべたい。。。
そして着火。アルコールランプのため、火が見えにくいので「本当についてるのかな」「あたたかいのかな?」と思い手をかざしてみます。するとほんのり暖かな空気が。「火っ、火がぁ、火がついてる!」「あたたか~い」と感激。一瞬、原始時代の方の感動を共有しました。
火が無事についたところでいよいよ調理開始。今回はせっかくの北海道なので、ズバリ「雪」を溶かします!これでもかというくらい、雪をてんこ盛りに! どうです、この豪快さ。雪国ならではっしょー。 さて、どれくらいで解けるもんだろうか。。。アルコールランプを中にセット!その上に雪を盛った鍋をセット! そして風を取り込む部分を風向きにセット!これで準備OK!
火にかけて2~3分が経ちました。徐々にですが、てんこ盛りの雪が解けていきます!確実にあったかくなってきた!
ここで娘が提案。付属のフライパンを蓋代わりにしてみることに。な、なんというアイデアマン。。。娘よ、グッジョブ(笑)! それにしても外はしばれるねー。もし自分が遭難してあたたかいお湯が必要だったら…と想像すると、「早く解けてお湯になれ!」と願わずにはいられません。 GO!GO!クッカー、GO!GO!GO!クッカー!

少したった頃、娘が「どうなったかな?」「早くみたい!」と猛アピール。フライパンの蓋を開けてみると。。。「モワッ」ときましたよ「モワッ」と!そうです、待ちに待った「湯気」ですよ!なんか一気にあたたかくなった気分。
フライパン蓋の効果絶大!蓋をしてから2分くらいでもうこんなに! いやー、あったかくなってきたよ!きたよきたよ~!ちなみに盛り上がる3人の脇に雪かきしている近所のお父さんがいたのですが、何に盛り上がっているのか不思議だったでしょうね。。。騒いですみません。
さらに待つこと1分。すべて解けました。ぼくにもできた!
そしてついに。。ひ、人肌程度のお湯になりました!湯気もガンガンたってきました。やったー!ここまで7~8分くらいでしょうか。 寒い外気の中でこれですから、あたたかな季節や屋内であれば、もっと 短時間であたためることができそうです。 ちなみにお湯になった雪ですが、家に持ち帰って紅茶に使ってみました。ふつうに美味しかったですよ!いやー、初めての雪上クッカー体験、思った以上に楽しめました!
クッカー成功、ということでテンションも↑↑。 帰りがけにこんなものをつくりました。今年の干支の「ウサギ」です。雪でつくった雪ウサギ。どうです?かわいいしょ~
さらにはこんなものも!雪ダルくんです!結構でかいです。これも結構かわいいしょ~
ふと目を移すと真っ青な空と雪化粧をした木々が。 まさに「白い○人」のパッケージの世界。こんな景色を見ながら、雪原の中クッカーでお湯を沸かして熱々のコーヒーを外で楽しむ、なんていうのもいいですよね。熱かったら雪を入れて冷ましてみたりとか。今度帰ったらやってみよう。
いかがでしたか、雪上クッカーレポート。 半分以上がクッカーとは関係ない、地元レポートになってしまいましたが、楽しんでいただけましたでしょうか。これからもどんどんアップしていきますので、ぜひご覧ください!













