未知の中国茶遊び ~迎える秋の夕べ~

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「三菱地所のレジデンス ラウンジ」、コンシェルジュの金井直美です。
中国歴代皇帝の御用達、最高級中国茶として名高い[馨華]――9月11日、レジデンス ラウンジでは“未知の中国茶遊び”をテーマに、[馨華]のお茶をいただくイベントが開催されました。当ブログでその模様を一部、ご紹介いたします。

世界遺産の恵みが生む、最高の中国茶

今回ゲストにお迎えしたのは、[馨華]で代表を務める秦 國力さんです。秦さんは1997年に来日しました。2004年に日本初の有機中国茶販売会社を創立し、以降は様々なシーンで中国茶の楽しみ方を提案しています。

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「世界遺産でもある黄山は、お茶の生産地としても知られています。私たちの茶園は黄山と武夷山の奥深くにあり、この一帯は人の出入りが制限され、自然生態系が守られています。そういった中で、私たちは朝の茶摘みで最高の味と香りを引き出すことを大切にしています。なぜ手摘みにこだわるかというと、長さの揃った短い茶葉を摘みたいからです。機械摘みの場合、少ない人数で多くの茶葉を摘めますが、短く揃った茶葉は摘めません。また、機械だと枯れ葉も刈ってしまいますから、お茶の味が悪くなります」

では、なぜ短い茶葉を摘むのでしょうか。

「私たちは、4月5日の清明節より前に茶葉を摘みます。まだ寒い時期に、と不思議に思われる方もいるでしょう。しかし、この時期は虫が少ないので、薬品を使う必要がありません。これは1300年前、唐の時代からある考え方です。早く摘むという昔の人の知恵で、薬品を使わなくて済むわけです。そのため茶葉が短く、生産量も多くありません。中国では4月5日以前に摘んだお茶は、それ以降に摘んだお茶の倍以上の値段になります」

また、黄山で良いお茶がつくられる理由は、その環境にあると秦さんはおっしゃいます。

「日本では被せ茶と言って、太陽が当たらないように覆いをする栽培方法があります。一方、黄山では覆いをしません。その理由は、黄山には背の高い多くの木々があり、天高く伸びる木々が天然の日除けとなり、強い日差しから茶樹を守ってくれるからです。そして日光が適度に遮られることで、アミノ酸のテアニンが守られ、甘みの強い味わいが生まれます」

完全無添加のスパークリングティー

イベントではまず、炭酸の入ったスパークリングティーを和久傳のれんこん菓子[西湖]と一緒にいただきました。

「炭酸の入ったお茶は3種類作っていますが、今回お試しいただくのは完全無添加のプーアル茶“天使の笑み”です。今、市販されているほとんどのお茶には、添加物が入っています。私も添加物を入れる方法で作ってみたことがありますが、納得のできる味ではありませんでした。結局、添加物を入れると味が変わってしまいます。このラグジュアリースパークリングティーシリーズは、酸化防止剤・香料・保存料などを一切加えていない完全無添加で作りました。炭酸は強めで、シャンパンと同じ圧力をかけています。この強めの圧力が、お茶と馴染んでいると思います。また、私は添加物を使いたくないので、香料も使っていません。ですからぜひ、香りを楽しんでいただきたいと思います。ご提案としては、食前食後、デザートの前、お菓子を召し上がる茶席などでお楽しみいただけると思います」

今回はストレートでいただきましたが、氷を入れて飲むのはもちろん、お酒のチェイサーとしても楽しめるそうです。季節によっていちごやレモン、ミントの葉、生姜などを加えても一味違った美味しさが楽しめます。

お茶は一期一会

スパークリングティーのあとは、温かいお茶をいただきました。

「今回は古典蘭花茶の“赤い糸”をご用意しました。蘭花茶とは4月5日より前に手摘みした最高級の茶芽に、蘭のつぼみをお茶と同じ比率で混ぜ、蘭の香りを移して作ります。朝、未明に蘭のつぼみを採り入れて、茶葉に毎朝香りを移し、翌朝また新しい蕾と入れ替え、7日間毎日それを繰り返します。香りが奥から出てくるので、二煎、三煎、四煎……と何煎でもお楽しみいただけます。このお茶はまず香りを嗅いで、口の中に2~3回含んでください。鼻からスーッと通っていく香りを感じでいただければと思います」

また、急須は常滑のものを使っていると秦さんはおっしゃいます。

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「陶磁器の焼き目や密度が濃いものと、荒く焼いてあるものにはそれぞれの持ち味がありますが、やはり中国茶を美味しく入れていただくには密度の高いものをお勧めしています。陶芸の世界には“焼き締め”という言葉があるように、高熱で生成したものがいいでしょう。今回みなさんにお使いいただいている景徳鎮の器もそうですし、西洋ですとマイセンなどもそうです」

最後に“意中之香”という玉蘭烏龍茶をワイングラスでいただきました。

「まずは香りを嗅いでいただいて、口に含んで数秒待ってから飲むと、素晴らしい味が残ります。晴れやかなパーティーやお祝いの会に華を添えるソフトドリンクは、お酒が飲めない方にもぜひ、足つきのグラスで飲んでいただきたいです」

イベントでは古典蘭花茶の“赤い糸”を二煎、三煎といただきました。「お茶は一期一会です。何度淹れても、同じ味はできません。そこもまた、楽しみの一つだと思います」とおっしゃる秦さんが印象的でした。

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レジデンス ラウンジでは今後も様々なイベントや、住まいにまつわるセミナーを企画しています。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

エグゼクティブコンシェルジュ 金井 直美(かない なおみ)

新築住宅の営業を担当。2017年4月より現職に着任。お客様のご相談を親身に受け、的確なご提案を心掛けております。誠意をもって対応させて頂きます。

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