三菱地所と考える新しいリフォーム術 “あったらいいな こんな住まい”

0625リフォームセミナー

「三菱地所のレジデンス ラウンジ」、コンシェルジュの波留麗です。
横浜エリアで人気だったリフォームのセミナー“あったらいいな こんな住まい”が有楽町でも開催されました。当ブログでイベントの模様を一部、ご紹介いたします。

日本と諸外国、間取りの違い

講師にお招きした平生進一さんは、1972年に三菱地所へ入社後、数々のニュータウン、リゾート、分譲マンションを手掛けてきました。パークハウスシリーズをプロデュースしたのも平生さんです。08年にはマンションの開発企画やライフスタイルの研究・提案を行うメックecoライフ社長に就任しました。

「日本における標準的な3LDKは、玄関を入ったらまず個室があり、廊下を通ってキッチン、リビングダイニング、それからバルコニーと続きます。現在流通しているマンションの7~8割が、このタイプの3LDKではないかと思います。では外国ではどうでしょうか? 同じような3LDKでも、実は配置が違います。諸外国では玄関を入るとすぐにリビングがあり、寝室が一番奥にあるケースが多いです。日本の場合は陽当りの一番いい場所にリビングを置きますが、外国ではバルコニーに面した場所に寝室があります。彼らは家を寝るところと考えているというか、個人主義で個室を大切にしているわけですね。とくにアメリカでは、個室にトイレや浴室がついている場合もあり、かなり個室重視だと思います」

玄関に入りパブリックゾーンを通ってからプライベートゾーンへ向かうのが諸外国、反対に玄関からプライベートゾーンを通ってパブリックゾーンに向かうのが日本――実はこの配置は、ほとんど日本でしか見られないそうです。なぜでしょうか?

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「日本では玄関で靴を脱ぐ、これが諸外国と一番違う点です。つまり靴を脱いだ瞬間、私たちの意識は完全にパブリックではなくなる――それがベースにあるのかもしれません」

リフォームのキーワードはバルコニーと玄関の活用

「なぜこういう話をするかというと、リフォームでは“日本の間取りはこういうもの”といった常識を取り払って、自分のライフスタイルの中で大事だと思うことを優先できるからです。今までの日本の常識ですとリビングがバルコニー側、その手前にダイニング、その奥にキッチンという具合でしたが、あるとき“バルコニーで飲食する際、キッチンが遠いと不便”という意見がありました。そこでバルコニー側にキッチンを配置した間取りを作ったところ、充分成立することがわかりました。またこの物件では玄関横に土間を作り、広く使えるようにしました」

バルコニーや玄関といった靴の脱ぎ履きをする場所は、リフォームを考えるときのポイントになると平生さんはおっしゃいます。

「リフォームを考えるとき、例えばキッチンをよくしよう、バスルームを新しくしようと考えると思います。そのとき見落としがちなのが、バルコニーと玄関を活用するということです。両方とも靴の脱ぎ履きを伴う場所なので、これらの空間を活用するには最初から工夫しておく必要があります」

バルコニーや玄関の活用とは、具体的にどういうことでしょうか。

「バルコニーでは靴を外に置いておくと、雨が降ったときに不便ですね。けれども靴を部屋の中に置くのも気が引けるわけです。そこで一部の床材を、バルコニーと同じようなタイル仕様にして解消する方法があります。バルコニーにはベンチを置いたり、グリーンで飾ったりして、新しい居場所として活用します。玄関はたたきを大きくして、収納ができたり身支度ができたりできるマルチな土間として活用します。バルコニーや玄関の活用は、リフォームやリノベーションをする際の重要なキーワードです。靴のまま入れる空間という視点も含めて、リフォーム全体を考えてみてほしいと思います」

マンションリフォームにおける実例

イベントの後半では、マンションリフォームにおける実例のご紹介やリフォームの進め方について、三菱地所ホームの山本敦子さんにお話をうかがいました。このレポートではバルコニーと玄関を活用したリフォームの一例をご紹介します。

「平生先生のお話にもあったように、バルコニーと玄関を活用することで家の内と外をつなぎ、暮らしをより豊かにする実例をご紹介します。今回ご紹介するお客様は築30年のテラスハウスを、第二子の誕生を機にリフォームしたいというご夫婦でした。お悩みが何だったかというと、すべての部屋が孤立していることでした。キッチンにいるとリビングの様子がわからなかったり、家族の気配が感じられなかったり……そこで弊社が提案したのは、壁を取り払い、全体がつながったようにすることと、テラスを有効に活用することでした」

家の内と外をつなぐために、具体的にどのようなリフォームをしたのでしょうか。

「まず1つ目のポイントは、テラスを室内に取り込んだ点です。リビングダイニングに面したテラスは広々として素敵なのですが、一段上がっていて気軽に外に出られないのが悩みでした。そこでテラスの木材と同じ色・幅の床材を使って、テラスと同じ高さの床を室内へ伸ばしました。こうすることで、テラス部分をリビングの中に取り込むような空間が生まれました。また壁をなくしてキッチンとリビングをつなげ、全体的に見通しがよくなりました。2つ目のポイントは、玄関をキッチンに取り込んだ点です。今まではキッチン後方のユーティリティスペースに、物を取りに行くのが大変でした。そこで玄関とキッチンをつなげ、その動線の中に靴で入れるクロークとパントリーを設けることで、使いやすい空間が生まれました」

イベントではこのほか、自転車をひいて上がれる土間スペースのご紹介や、リフォームの進め方についての説明もさせていただきました。

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「三菱地所のレジデンス ラウンジ」ではリフォームはもちろん、住まいにまつわる様々なイベントを企画しています。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

コンシェルジュ 波留 麗(はる うらら)

三菱地所ホーム(株)に入社後、2年間東京エリアで注文住宅のホームコンサルタントを担当。その後1年間法人営業を担当し、2017年4月より現職に着任。
注文住宅のご相談を中心に、お住まいに関わる様々なお悩みにお応えできるよう努めてまいります。

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