物の片づけ方~食器~

うつわの収納に手を焼いている方、ほんとうに沢山いらっしゃいます。悩んでいない方はほとんどいないと言えるかもしれません。ですが、実はポイントは2つだけ。
「スタッキング(積み重ねるの意)」「棚板の間隔」で、あとは単純に量の問題です。

スタッキングすると、同じスペースにより多くしまえます。形や大きさの近いものを重ねますが、うつわは重ねすぎると割れることもあるので最大10枚、できれば6枚くらいが安心です。さらに見た目をすっきりさせたければ、似た色やかたちのものをひとまとめに。色が似ているものはひとかたまりに見えるからです。重ねる際に間に懐紙(かいし)を挟むと傷になりにくいですよ。

ちなみに、スタッキングしやすい形状のアイテムは皿や口の広がった鉢、そば猪口など。逆にスタッキングに向いていないのはワイングラス、マグカップ、カップ&ソーサー、口のすぼまった鉢もの、ポット、クリーマーなどです。収納に苦労されている方はスタッキングしにくいものを多く持っているケースが多いですが、いかがですか。

もののグループ分けができたら、しまいましょう。入れるものの高さに合わせて食器棚の棚板を動かすと、収納力がアップします。入居したときの状態で素直に使っていらっしゃる方が多いですが、ここはぜひともチェックしてみてください。最もよく使うものを取り出しやすい高さに入れます。家族が毎日使うお茶碗やお椀、取り皿など「いつものごはんセット」をまとめておくと便利ですよ。

さて、食器はしまい方以上に、取捨選択が収納のコツです。省くべきは以下のような物。この機会に見直してみませんか。

使いにくい

重い、出番のないサイズ、料理に合わない、他のうつわと合わない。このような理由のあるものは、これから先も使わない場合が多いです。作る食事や年齢、家族構成などによっても使ううつわは変わっていくものです。

好みに合わない

いただきものの食器類で、箱に入ったままのものはありませんか? 使っていないうつわは宝の持ち腐れ。好みに合わないものは、思いきってバザーに出したり寄付してはいかがでしょう。

この他にも、傷がある、数が足りないというのも判断の材料になります。もちろん、すぐに手放さなくても、まずは食器棚を覗き込んで、しばらく使っていないものをとりあえず外してみるだけでも変わりますよ。

持ち物の見直しはとても大事なこと。ぜひお試しくださいね。

プロフィール

柳沢 小実
1975年 東京都生まれ
日本大学芸術学部 写真学科卒業
エッセイスト、整理収納アドバイザー

暮らしにまつわる著書多数。ファッションと美味しいものが好きで、収納好きが高じて、整理収納アドバイザー1級の資格を取得。手間をかけずにすっきり見える収納法を日々研究中。

公式HP『ふらりふらり帖』はこちら
http://www.furarifurari.com/
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