マンションのブランドイメージ、実際のところ住民のみんなはどんな印象を持っているの?

多くの人に選ばれるマンション――人々はどこに魅力を感じているのでしょうか。多くの住宅メーカーが独自のマンションブランドを展開していると思います。

そこで今回は、選ぶポイントになるであろう、マンションの「ブランド」について意見を伺いました。アンケートの回答を通して、“選ばれるマンション”の秘密を探ってみましょう!

アンケート概要
調査名 マンションのブランド意識に関するアンケート
実施期間 2017年08月10日(木) ~ 2017年08月17日(木)
調査方法 インターネットリサーチ
回答数 2,476

引用の際は、こちらからマンション・ラボまでご連絡ください

マンション購入のポイントは「利便性・住みやすさ」が約半数以上!

まずは、マンションを購入する際に重視したポイントを伺ってみました。

マンションを購入する際、最初に気になるのが、”価格”と”駅までのアクセス”という方も多いのでは。アンケートでもやはり6割以上の方が、“価格”と通勤や通学に使う“最寄り駅までの距離”“立地”を重視しているということがわかりました。

次に多かったのが、スーパーや病院などへのアクセスの良さなど“生活環境の利便性”が55.1%、窓の配置を含んだ部屋の“間取り”が52.1%、“日当たり”が44.9%と、それぞれ約半数を占めていました。

実際住民の方のリアルな声は次のようにいただいています。

とめさん交通のアクセス、特に電車の便利さ、買い物、病院、学校、役所、公園などこれ以上便利な立地はありません。高層マンションが建ち並びつつある武蔵小杉で、小規模の低層マンションというのも魅力です。南向きでマンションには少ない横に広い間取りなので、開放感があります。

makkyさん価値の主要な部分は、ブランドよりも立地や周辺環境などで決まると思うから。

ライフさん通勤の便利さ、価格、周辺環境の3つで80点以上の物件があればブランドに限らず買いだと思います。

この様子から、自分たちの「住家」として捉え、間取りや日当たり・広さを大事にしていることがうかがえます。マンションを購入する上で、生活する上で便利かつ快適であるという点を優先されていることがわかりますね。

▼地域の情報をうまく活用しているマンションの事例はこちらをご覧ください。
地域住人の「生きた街情報」を伝える取り組みがマンションの資産価値を上げる?

Q.マンションを購入する際に重視したポイントを教えてください。(複数回答可)
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マンションのブランドイメージ、住む前と住んだ後では感じ方に変化が!?

続いて、「住んでみたいマンション」と「現在お住まいのマンション」の「ブランド」のメージについて聞いてみました。

「住んでみたいと思うマンション」の「ブランド」のイメージについては、“信頼できる”という回答が73.5%と圧倒的な多さで、続いて“品質が良い”(40.0%)、“安定感がある”(37.4%)。ほかには回答者の約3人に1人が“一流である”(32.5%)、“性能・機能が優れている”(33.0%)、“住みやすい”(29.5%)という点をあげていました。

Q.住んでみたいと思うマンションブランドに対するイメージを教えてください。(複数回答可)
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一方で「現在お住まいのマンション」についてブランドイメージを聞いてみると回答が一番多いのは“信頼できる”(48.7%)、続いて“住みやすい”(35.7%)、“安定感がある”(33.9%)、“親しみやすい”(20.7%)があげられました。

Q.現在お住まいのマンションについて、あなたの抱くブランドイメージにあてはまるものを教えてください。(複数回答可)
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住んでみたいマンションのブランドについては“信頼”という回答が多数でしたが、実際の住まいに抱くイメージでは、信頼や安定感に加えて、“住みやすい“というイメージを抱く方も多いことがわかりました。

・住む前 → 信頼、安定感
・住んだ後 → 信頼、住みやすい、安定感

この「住みやすさ」もまた、“マンションの価値=ブランド”につながるのかもしれませんね。「住みやすい」と感じるコトやモノものなどの理由についても、今後調査をしてみたいと思います。

現在お住まいのマンションのブランドイメージに満足している方は、次のようなコメントをくださっています。

ケンさんさん住みやすさ、明るさ、リーズナブルな価格、環境(外的環境、内的環境)、住民の性質などが優れている。

chachaさん2020年のオリンピックの関連施設や豊洲市場に近く、マンション内の共用施設が多く、眺望も良いので。

SAM79さん駅から適度な距離であること。高台にあり洪水の心配が皆無であること。地盤が固いので、耐震性に優れていること。建設後一度も盗難事故がなく安全性が高いことなど。

KENさん駅に直結し、建物の下にスーパーなど店舗が豊富に入っている。

“資産価値”を高めるには「住民のモラル」が重要?!

“資産価値”を高め、「ブランド」のイメージをよりよくするためには、具体的にどのようなことが必要でしょうか?

アンケートによると75.4%の人が建物の修繕や維持、37.1%の人がセキュリティ対策と答えました。やはり建物の質や安全面など、実際目に見えるハード面を意識される方が多いようですね。

一方で、「住民モラルやマナーの向上」というソフト面に関する意見をあげている方も、35.1%いらっしゃいました。

Q.あなたがお住まいのマンションの資産価値を高めるために必要だと思う取り組みをお答えください。(複数回答可)
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マンションに暮らす住民の“質”で、「ブランド力」が左右されているという声もあり、住民のモラルやマナーは、気になる方が多いようですね。

まっちゃん41さんブランド感は、マンションそのものよりも、そこに暮らす住人の質(公共マナー、マンションを共有のものとして大切に使う意識など)で決まると思う。

kikoさん入居者のモラルや質が良ければ住みやすいし、維持管理もうまく進む。

ごんべいさん住居は生活を楽しむ場であって、資産運用の対象ではないと思う。欧米のように、もっと耐用期間の長い集合住宅の出現して欲しい。そうすれば、長く住み続ける人が増えて、街の伝統なども形成されていくと思う。

トコニャンさんこのマンションに住みたいなと思える空気感、雰囲気を住んでいる住人のみんなが実感していれば資産価値にもプラスされていくと思います。

mukさん場所とモラルが、大切だと思います。

マンションの「ブランド力」を高め、“資産価値”を維持させるには、立地や利便性は不可欠です。
けれども、時が流れても人を引き寄せる“選ばれるマンション”にするには、修繕などでマンション自体の“質”を維持していくことに加え、最低限のマナーを心がける「住民のモラルの向上」など、ソフト面にも注目することが大切だ、と感じている方が多いこともわかりました。

立地や建物の性能だけに頼るのではなく、住んでいる方一人ひとりがマンションへの愛着をもつことで、快適で満足のいくマンションライフが維持され、結果多くの方から選ばれるマンションへとつながっていくのではないでしょうか。

今後は、「マンションの修繕」とともに「住民のモラル向上」「理事会組織の修繕」といったソフトにも注目していく必要がありそうです。新しい気付きをもとに、マンション・ラボでも今後新しい提案や情報提供していきたいと思います。

▼マンションの資産価値向上については以下の記事でもご紹介しています。
不動産コンサルタント長嶋修さんと「マンションの未来を考える」 マンションの管理やコミュニティが資産価値として評価される未来がやってくる!?

ファミール伏見の理事会に学ぶ!マンションの資産価値におけるコミュニティの役割

マンションのコミュニティづくりと街の再発見に役立つ、みんなで作る“おでかけマッブ”とは?

文 Loco共感編集部 小田るみ子

2017/10/16

リサーチ研究員

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