マンションでここまでデキル!人気の家庭菜園ブロガーによるスーパーガーデニング術

今回は、マスコミでよく取り上げられている人気菜園ブロガーご夫婦「陸海宙(rikukaisora)」さんご夫婦のマンションのバルコニー菜園へ取材に伺いました。バルコニーで家庭菜園を考えるマンション居住者は多いですが、陸海宙さんご夫婦のそれは、もう予想を遙かに超えた“スーパーガーデニング”とでも呼べるバルコニー菜園。そのスーパーぶりをご紹介します。

ルーフバルコニー66㎡+バルコニー20㎡、とてつもなく広いバルコニー菜園

陸海宙(rikukaisora)さんご夫婦は、ブログ「バルコニー菜園」で、マンション高層階にあるバルコニー菜園での野菜や花木・草花を育てる様子を日々綴っていて、「にほんブログ村 屋上・ベランダ菜園人気ランキング」でも、常に上位に入っているほどの人気です。テレビでも度々紹介されることもあるバルコニー菜園の特色は、ルーフバルコニーの広さと、年間50種類以上育てるという野菜の種類の豊富さ!

マンションのお部屋は、16階にある82㎡の4LDKに、南東向きのルーフバルコニーが約66㎡、南西向きのベランダが約20㎡あります。ルーフバルコニーだけで、普通の2LDK並みの広さです。ご夫婦と二人のお子さん、そして犬・猫・亀・カエル・熱帯魚と暮らしてらっしゃいます。植物もそうですが、ほんとうに生き物と暮らし育てるのがお好きなんでしょうね。

お二人の息の合ったコンビぶりが楽しい!

このマンションへ引っ越しされた理由は、やはりガーデニングのためだったのでしょうか?

ご主人「6年前にこのマンションを購入したのは、防災面で免震マンションだったからです。ただ、ルーフバルコニーがあるこの部屋を選んだのはガーデニングができると思ったからです。以前のマンションのバルコニーは西向きで、野菜が育ちませんでした。南東・南西向きのこの部屋なら日当たりも充分だし野菜も育てられるなと思ったのがきっかけです。ここまでジャングルみたいになるとは思いませんでしたけどね(笑)」

防災意識の高いご主人だけに、災害時のマンション被災生活も考慮して、七輪、水・非常食の備えもばっちりだそうです。これだけのバルコニー菜園の野菜があれば、マンション被災生活も万全ですね。

ちなみに、もともとはご主人が独身時代からの観葉植物好き。結婚してからは、だんだんと奥様も一緒にガーデニングの趣味へと。

奥様「最初は私も仕事をしていて忙しかったので手間のかからないものだったんですが、だんだんと食べられるものもいいね!ということになり、イチジクやビワの木を育て始め、現在のバルコニー菜園になっていきました」

主に奥様が、新しく育てたい野菜や植物を選んでチャレンジ。ご主人はそのサポートを行うというコンビネーションができあがっています。ご夫婦で共通の趣味があるというのもいいですね。

ルーフバルコニーはさながらミニファーム

すくすくと育っている白菜。美味しそうです!

2つのバルコニーは、野菜と果樹をルーフバルコニー、観葉植物や花をバルコニーで栽培しているそうです。

季節によって違いますが、たとえば食べられる植物では、白菜、キャベツ、ブロッコリ、カリフラワー、生姜、さつまいも、山芋、みかん、ミョウガ、マコモダケなどなど。昨年の夏は、なんと大玉スイカを収穫したそうです!

奥様「食べられる植物と観葉植物が8:2の比率くらいでしょうか。夏は、野菜を買うことはないですね。いろいろ新しい品種にチャレンジするのが好きなんです。育てる楽しみがあるので」

ご主人「山芋やミョウガはプランターを割ってしまうほど根が強い。カリフラワーなんかは1回しか収穫できない育ててみると、個々の野菜の特性を知ることができます。食べる楽しみのためにというよりは、育てる楽しみのためにやっている感じですね」

やっぱり「好きなこと」が大きな原動力になっているようです。

枯れ葉と台風対策、マンションガーデニングの注意ポイント

植物を育てることがお好きなご夫婦だからこそ、マンションで好きなガーデニングを長く続けるために、さまざまな点に配慮してらっしゃいます。ご夫妻の注意ポイントは、マンションガーデニングをする人達にも、きっと参考になるはずです。

排水溝に詰まらせない!枯れたら早めに摘み取る!を徹底

落ち葉や枯れ葉はこうやって袋に貯めておき、堆肥に使います。

枯れ葉が排水溝に詰まったりお隣のバルコニーに散ったりしてしまうという問題をよく聞きますが、陸海宙家では枯れ葉問題にもしっかり対策。角部屋のルーフバルコニーということもありますが、落ち葉が出る前に枯れてきた葉はこまめに摘み取り、早め早めに処理します。「水やりや防虫対策の際に、一鉢一鉢チェックしますから、その際に枯れ始めたら早めに摘み取るようにしています。ちゃんと世話する人なら、落ち葉などはきちんと防げるはずです」とご主人。摘み取った枯れ葉は袋に貯めておき、堆肥に使うので、うまくエコリサイクルが出来上がっている点もいいですね。

天気情報を常にチェック!台風前には鉢を寝かせてネットで対処

「農家の人並みに、天気と風向きには敏感になりましたね」と笑うご主人。高層階で風も強いので、常に天気図と等高線を見ながら風向きを予想。季節外れの台風や大雨にも対応しなければなりません。台風が近づいているときには、背の高い鉢は床に寝かせたり、鉢を寄せたり、背の低いものは葉が擦れないようにネットにかけておくなどの対策を講じます。

鉢を移動して寝かせ、ネットで覆い、台風前の対策を施したところ。

バルコニー菜園「台風シフト」

ほかにも、植物の特性にあわせて、日当たりと風通しを考えて鉢をレイアウトするなど、きめ細かな配慮がなされています。植物を育てることは、子育てと同じ。手をかけて世話した分だけ、健やかに育ってくれるのでしょうね。

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2014/11/27

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