将来マンションでも活用?『あべのハルカス』が導入するバイオガス発電

2013年6月、大阪の新たなランドマークとして話題を集める「あべのハルカス」の中核施設「あべのハルカス近鉄本店(タワー館)」が先行オープンしました。あべのハルカスは、近畿日本鉄道(近鉄)が開発している超高層複合ビルで、地上300メートル(!)と日本一の高さを誇ります。

上層階には展望台、オフィス、ホテル、美術館が入り、大阪の新たな観光スポットとして注目を集めています。

あべのハルカス
http://www.abenoharukas-300.jp/

一度は行ってみたい『あべのハルカス』ですが、日本一高いビルというだけでなく、実は環境面からも注目する点が大いにあります。

なんと、商業施設やホテルの厨房などの「生ごみ」から出るガスを利用して発電する仕組み「バイオガス発電」を、高層ビルとして国内で初めて採用したのです。

バイオガス発電と、そのメリットとは?

バイオガスとは、バイオ燃料の一種で、ごみ、排泄物、植物などの生物資源から作り出されるガスのことで、これを利用して発電することを「バイオガス発電」といいます。

バイオガス発電にすることで、消費電力コストが削減できるほか、建物の生ごみ排出量を0に抑えることができるため、環境にも配慮できます。循環型の商業施設として画期的な取り組みですね。

バイオガス発電の仕組み
http://www.abeno.project-takenaka.com/ecology/eco-02.php

マンションでの導入は?

バイオガス発電は、生ごみを発電に利用できるという点で、大規模商業施設だけでなくマンションでも利用できそうですよね。

実はガス会社が中心となって、従来のシステムでは困難な10kg~1t/日程度の少量食品廃棄物を排出するマンションや小規模食品工場、スーパーなどを想定した、「小規模バイオガス発電システム」の開発が進んでいます。

現在のところ、装置の大きさは直径2~3メートル、長さ約5メートルの円筒状、価格は約2千万円で商品化を目指しているとのことです。

大阪ガス
http://www.osakagas.co.jp/company/efforts/rd/needs/1191087_3922.html

普及にはもう少し時間がかかると思いますが、生ごみが一切出ず発電などに利用できるマンションというのは、環境的にもなんとも魅力的ですよね。

これからの普及に大いに期待したいところです。

2013/06/26

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