観葉植物の水やりは「完全に乾いてから」「たっぷりと」が基本

マンションの室内で植物が枯れる原因のひとつに、「水のやりすぎ」があります。今回は水やりの基本をおさらいしましょう。

正しい水やりのタイミング「土が乾いたら水をやる」の乾き具合とは?

表面の「土が乾いた」状態を判断する目安は?

土が乾き過ぎても、急に枯れることはありませんが、水をやりすぎると根腐れして枯れてしまいます。完全に乾いたかどうかを見極めてから水やりをするのが重要です。

この写真の土は、ぱっと見乾燥状態にも見えますが、よく見ると根元まわりの土が湿っています。全体が乾いた状態になるまで待ってから水をやります

この写真の土は、ぱっと見乾燥状態にも見えますが、よく見ると根元まわりの土が湿っています。全体が乾いた状態になるまで待ってから水をやります

鉢まわりの土が反り返ってきたら「土が乾いた」状態のサイン。土表面を手で触ってみて湿った感じがなければ、その時点で水をやります。また、土が湿っている時と乾いた時とでは、鉢の重さが違います。手で持てるサイズの場合は、鉢の重さでも判断が出来ます。

水を与えるときはたっぷりと!でも、受け皿に水を溜めないよう注意!

しっかり土が乾いたら、鉢底から水が出るくらいたっぷり与えます。受け皿に溜まった水は必ず捨ててください。また、受け皿ごと鉢カバーに入れている場合でも、水やりの際には鉢カバーから出し、受け皿に水が溜まっていないかをチェックしてください。

→(関連記事)マンションガーデニングの基本、10号鉢の観葉植物の水やりの量

水をやりすぎるとカビや根腐れに!?水やりの誤解とは?

先日、マンション・ラボにて「ガーデニングモニター」を募集した際に実施したアンケートの中で、マンションの室内で植物を育てている方に悩みをお伺いしたところ、「水やりのペースがイマイチ分からず、枯らすことがあります」などといった、水やりに関する悩みが多く見受けられました。皆さんの悩みに答えてみましょう。

●「少しずつ、こまめ」な水やりはNG

水の与え方が難しい。乾いたらたっぷり、といわれるが、そうすると枯れてしまう。朝夕少しずつ与えている(トムネコさん)

たとえ乾燥している冬の室内でも、一日に二回は、明らかに水をやりすぎです。植物が枯れる=水不足ではありません。そのことを今一度頭に入れて、土がカラカラに乾くまで水をやらない習慣を身につけましょう。

●土表面の蒸れはカビの原因に

水をやりすぎて土に白いカビが発生することがあるのが困ります。水を切らすと枯れてしまうのでいつも多めにやっています(ラパンさん)

観葉土には、大小のサイズ・性質が異なる、様々な成分がブレンドされています。その中でも特に軽い石粒類などが、徐々に土の上部にもち上がり、やがて土表面を覆うカバーのようになることも。

土の軽い成分が表面に浮いてしまった状態

土の軽い成分が表面に浮いてしまった状態

浮いた土部分を取り除くと、まだ十分湿った状態の土面が出てきます

浮いた土部分を取り除くと、まだ十分湿った状態の土面が出てきます

水の与え過ぎると、軽い土と重い土の隙間が蒸れてしまい、カビが発生することがあります。その場合は表面に浮いている石粒などを排除し、土表面が蒸れないようにしてください。また、植替え後の新しい土は湿度が高く、特にカビが出やすい場合もあります。

 ●葉枯れの原因は「水不足」より「根腐れ」の可能性が高い

水や肥料をやるタイミングが難しい。水は、乾き過ぎや、やり過ぎとなってしまうことがあり、枯らしたり根腐れが発生してダメになってしまいました(Atsuponさん)

→(関連記事)いつも植物を枯らせてしまう人にありがちな「根腐れ」の原因と対処方法

この他にも「部分的に葉が枯れる」という方もいますが、これも水の与えすぎによる根腐れが原因であることが多いです。葉先が傷んできたからといって水分不足と決めつけ、さらに水をやったり肥料を与えすぎてもいけません。

このように、葉先に枯れが見られる場合、水不足ではなく根腐れである場合が多い

このように、葉先に枯れが見られる場合、水不足ではなく根腐れである場合が多い

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水のやりすぎでの失敗は、マメに世話をするタイプの人に多いようです。マンションの室内が乾燥するから水を多くあげるというのもまちがった考えです。観葉植物の多くは乾かし気味ぐらいのほうがちょうどよく、しばらく放っておくくらいの気分でいるのがいいでしょう。

また、気温が低くなる秋から冬は、植物の生育が活発ではありません。夏の感覚で水やりをしすぎないように、季節にあわせて配慮してください。

2012/01/23

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