家族3人・10日間分の災害用トイレごみの減らし方のコツ

マンション・ラボ編集部で実施した、「マンション避難生活で家族3人が10日間防災トイレを使った場合のゴミの総量は?」の詳細レポートを紹介します。

1日の小便・大便の排泄量はどのくらい?

【実験の設定条件】

・家族構成:夫・妻・小学生のお子さんの3人家族
・1日の排泄量(想定)
男性:大便1回250g×1回、小便1回(300mL)×5回
女性・子ども(小学生):大便1回200g×1回、小便1回(260mL)×5回
※1日に使用する災害用トイレは1人平均の5回で設定。うち1回分は大便+小便とする。
※男女の小便・大便量は、平均的な数値を採用。
・使用した防災トイレ:災害用トイレセット「マイレット」(まいにち株式会社)※外部サイト

実験前に、小便と大便の量がどのくらいかについていろいろな文献を調査しましたが、個人差もあり、かなり幅があります。今回設定した大便1回200〜300gという分量は、ウンチ博士で有名な辨野義巳氏が理想のウンチ量として著書で提唱されているものを採用しました。
排泄量は持病などによっても頻度・量は異なりますし、2〜3日に1回しか大便はでないという人もいます。自分や家族の排便頻度を知り、頻度の多い人は多めに災害用トイレを備蓄しているのが良さそうです。

以下の実験結果は、目安として考えていただければと思います。

一家3人・10日間の排泄物ゴミ総量45kg・必要な災害用トイレ数150個

ごみ削減には、1回の排泄物をいかにコンパクトにまとめるかが鍵

【実験方法】

写真:マイレット提供

災害用トイレは、写真のようなかたちで便器に黒い排便袋をセットして使用します。
今回使用した災害用トイレセット「マイレット」は、1回の排泄毎に凝固剤1袋を振りかけて、添付されている黒い排便袋を密封して処理します。

災害用トイレは、1回使用するごとに排便袋をきっちり結んでニオイやモレがないように処理しなければなりません。トイレにセットするため、かなり大きめの排便袋を使用しているので、結んだ上の部分をカットしてしまうと、若干重さが変わるかもしれない!とカットして測ってみることにしました。

ぎゅっと結んだ上部を、カットしました。

カットしたらこんなにゴミがスリムに!でもこれも捨てないといけない訳ですが…。

カットしたものとしてないものを比較してみると、かなり違います。

お母さんと子どもの1日の排泄物処理袋総量は、各1.5kg。排便袋の不要な上部をカットしたら1.4kgに削減できました。

「家族3人1世帯で総量45kgの排泄物ごみ」が、0.1kg×3=0.3kg削減できる訳ですね。

家庭での防災トイレの備蓄数は、1日5回×家族人数分を目安に!

今回実験した災害用トイレ「マイレット」について
マンション防災支援
災害用簡易トイレ「マイレット」レポート(外部サイト)
e-mansion life
災害用トイレセット マイレット S-100(外部サイト)

トイレの頻度には個人差がありますが、家庭で防災トイレをストックしておくためには、一人1日5回×家族人数分が必要です。

父:1日5回使用×10日間=50個
母:1日5回使用×10日間=50個
子:1日5回使用×10日間=50個

家族3人であれば、10日間で150個のストックが必要となります。
なんとなくで箱買いしがちな防災トイレですが、このようにきちんと使用数と家族数を計算して備蓄してみませんか?

また災害用トイレは、メーカーによって異なりますが、数年〜10年ほど効果が持ちます。ときどき家庭で実際に使ってみて、使い方をマスターしておくといいかもしれませんね。

市販の災害用トイレ4種類のタイプの使用テスト記事も併せてご覧ください。→災害用トイレはどれが使いやすい? 災害用簡易トイレの使用テスト

2017/09/21

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