都心のマンションでも家庭菜園ができる!?ベランダでの園芸のコツとは

マンションライフで楽しむ園芸というと、室内で育てる観葉植物を想像してしまいがちです。でも、植物の特性を知り、ベランダなどのスペースをうまく活用すれば、よりたくさんの植物を育てられ、家庭菜園も可能だとか……。

そこで、植物との暮らしを楽しむためのサポートをする「エンジョイボタニカルライフ推進室」の氏井暁さんに、マンションでの園芸のコツを教えてもらいました。

「マンションだと気になる問題」はどうするの?

マンションのベランダで園芸を楽しもうと思ったとき、「枯れ葉が落ちてしまったり、土が水と一緒に排水溝に流れてしまったりして、隣人に迷惑をかけないかしら?」と心配になります。

氏井さんは「花がらや葉は枯れ落ちる前に摘み取ることで、植物の見た目を美しく保つだけでなく、病害虫の回避にもつながります。また、小まめな掃除で空間をきれいに保つことで、植物の魅力はより引き立ちます」「園芸を突き詰めることは、きっと豊かなマンションライフにつながるはずです」と言います。

ガジュマルの苗

さまざまな表情を持つガジュマルの苗。氏井さんは、まるで人間のように個性豊かなガジュマルとの出合いの場をつくる「ガジュ活」というイベントも開催しています。参加すれば、あなただけのガジュマルが見つかるかもしれませんね。

また、隣はもちろん、園芸をする本人やその家族も敬遠しがちなのが「虫」です。虫は花や葉だけでなく、土にも寄ってきます。有機物の含有量が少ない土を使用したり、木(竹)酢液やハーブなどの植物由来の園芸用スプレー、その他の薬剤をうまく活用したりすることで、大幅に軽減することができます。

安心してベランダ家庭菜園をするには?

育てる楽しみと、食べる楽しみの両方を味わうことができる「家庭菜園」。けれども、都心や交通量の多いエリアのマンションに住んでいる場合は、排気ガスの影響が心配で、なかなか家庭菜園にチャレンジできないという人もいるかもしれません。

そこで水やりのコツですが、土(根)への定期的な水やりとは別に、葉など地上部には毎日霧吹きをしてあげると良いそうです。そうすれば、茎や葉に付着した汚れが落ちるだけでなく、乾燥や病害虫から植物を守ることができます。

育つ植物を思いやりながら、土や水やりに気を付け、風通しを良くするなど環境を整えてあげれば、一緒に生活している自分たちにとっても、心地良さがベランダから広がってきそうですね。

育てているユズの木に、アゲハチョウが卵を産んでふ化しました。「こうやって観察できるのも、園芸の楽しさです」と氏井さんは言います。

マンションでの園芸のコツは「配慮」と「愛情」

氏井さんには、2回にわたって(前回は「マンションで植物と暮らす心地よさ ~ボタニカルライフのススメ~」)お話を聞いてきました。以前は敷居が高いと思っていたマンションでの園芸でしたが、氏井さんの「家族やペット同様に植物に愛情を注ぎ、“一緒に暮らす仲間”だと思って育てる方法」を聞き、自分にもできるのではないかと感じるほど身近になりました。ご近所へ配慮しながら、愛情をもって育てる――本質を忘れなければ、マンションだからと遠慮しすぎることもなさそうです。

「園芸そのものをもっと親しみやすく、もっとおしゃれなものに変えていきたい」――氏井さんの思いが広まり園芸の在り方が変われば、マンションでも取り入れやすくなり、より豊かなマンションライフを送れそうですね。

▼虫や土についてはこちらの記事もご参照ください。
「虫がわく?植物が育たない?土の処分はどうする? アース製薬に聞いたマンションガーデニングのお悩み解決室!」

▼家庭菜園についてはこちらもご参照ください。
「マンションのバルコニーでできる家庭菜園!小ネギ&大葉の育て方」

「マンションでここまでデキル!人気の家庭菜園ブロガーによるスーパーガーデニング術」

文:Loco共感編集部 夏梅有希

2017/09/07

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