AI(人工知能)で変わる!これからのマンションの未来とは?AIスマートホーム「CASPAR」ショールーム体験レポート

私たちの日常に、急速にAI(人工知能)が浸透してきました。AIはマンションライフをどんな風に変えてくれるのでしょうか?
AIの魅力を知るために、米国Brain of Things社(以下BoT社)のAIスマートホームシステムCASPARが導入されたマンションのショールームを体験してきました。

AIが切り開く未来のマンションは、まるでSF映画 みたい!

都内にあるAIスマートホーム CASPARショールーム。

——朝、決められた時間に寝室のカーテンが開き、太陽光と音楽に起こされて気持ちよく目が覚める。バスルームでシャワーを浴びながら今日のニュースや音楽を聞き、キッチンへ行くと、自動焙煎されたコーヒーと焼きたてのパンの香りが漂っている。リビングのカーテンはすでに開いて、朝の光がたっぷりと差し込んでいる——

SF映画でよく見かけるこんな未来社会の1シーンが、AI(人工知能)システムの導入により現実のものとなっています。AIを搭載したスマートホームでは、居住者が何かする度にスイッチやスマートフォンを操作して動作が起こるのではなく、居住者の好みや行動パターンに合わせて「部屋が自動的に考えて先回りして行動してくれる」のです。

米国BoT社が開発した、AIスマートホームシステムCASPARは、すでに米国内200件のアパートメントに導入されており、現在米国内で2万件のスマートアパートメントを計画中です。今回はこのCASPARの日本販売代理店であるエコライフエンジニアリングのショールームにお邪魔しました。

すでに日本のマンションにもAIが入っていた!ショールーム体験

CASPARプロモーションビデオ(株式会社エコライフエンジニアリング)

CASPARショールームは、都内の高級マンションの一室にあります。
室内にインストールされたCASPAR(AIスマートホームシステム)は、AIによって室内にあるほぼすべてのIoT家電・家具、防犯システムなどをコントロールし、自動で動かすことができます。

プロモーションビデオにあるように、照明を変えるとかカーテンを開けるといった動作は、CASPAR(室内のすべてにセンサーが設置されている)に喋りかけるだけでOK。CASPARは、住民の好みの生活環境をディープラーニングして、次からは自動的に好みの状態を提供してくれます。

CASPARショールームのリビングルーム。

寝室の照明を変えるのもCASPAR に話しかけるだけ。好みを学習したら、次からは自動的に照明が好みのものになります。

そういえば数年前に人工知能OSに恋する男性の恋愛を描いた映画がありましたが、ショールームでCASPARに話しかけていると、部屋自体が人格のある存在、いわば自分のために働いてくれるコンシェルジュかバトラーのように感じてくるから不思議です。スマートフォンの音声認識AIに話しかけている感じ、といったらおわかりいただけるでしょうか?

最短3日間で学習、AIが自分流の暮らしをアシストする部屋の完成

ショールームを案内してくれた飯原さん。日本にCASPARを紹介した人でもあります。

飯原さん
「米国にある我が家もAIが入っています。いままでのIoTサービスというのは、ひとつひとつのサービスやプロダクツがインターネットにつながっているだけでした。そこにAIは搭載されていないし、人間の嗜好を推測して次の行動を自動的に行うものでもない。実はスマートでもなんでもなかったんですね。CASPARは、これらをAIが統括して自動制御するものです」

CASPARの仕組みは、AIが頭脳として考え判断し、IoT家電が手足のように動いてくれるもの。

飯原さん
「部屋には100個以上のセンサーが設置されていて、温度、湿度、照度、人の動きや位置、振動などの情報を、0.05秒毎に収集しています。このセンシングデータをAIであるCASPARがディープラーニングして、居住者の行動を予測し、自動対応を行ってくれます」

CASPARショールームのリビングルーム。パーティモードの照明も思いのまま。

飯原さん
「居住者の嗜好情報は、最短で3日間でAIが学習します。たとえば、朝太陽光を浴びて目覚めたい人には、起床時間にすべてのカーテンを開ける。留守中のペットに自動で餌を与え、留守中のペットの画像を飼い主のスマートフォンやPCに送ってくれることも。長く使えば使うほど、CASPARが居住者の好み通りの居住環境を整えてくれるのです」

私たちは、なんと1日90回以上も家の中のスイッチに触れているそうです。AIがあれば、スイッチを使う必要もなくなります。

居住者が快適だと感じる室温に自動的にエアコンを設定、午後はロボット掃除機をかける、暗くなったら電気を点ける、食後は間接照明にする、自分の嗜好に合わせた生活行動はすべて、AIが考えて自動で行動してくれる。それがAIスマートホームシステムです。自宅でスイッチやリモコンを操作して行う動作のすべてを、AIに任せられるのです。

この快適さは、一度体験してみないとわからないでしょう。飯原さんの話によると、こちらで住んでいるスタッフは、自宅マンションへ戻るとAIが入ってないことにイライラしてしまうほどだそうです。一度AIの便利さを体感して住んでいると、もう昔には戻れないみたいです。

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2017/08/02

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