マンションの間取りにも活かせる模様替えのテクニックとは?

育ち盛りの男子3人が部屋のあちらこちらに荷物を置き、それを叱り飛ばす日々。上の子から「個室が欲しい」と言われ考えてみたものの、あふれるほどの荷物と、マンションの広さや間取りからすると現実的ではありません。自己流のアイデアで試すも行きづまり、答えが見つからず悶々と生活を送る――このような似た悩みを持っている人も少なくないのでは?

【取材対象者・住環境紹介】

家族構成:山田さん(仮名)夫婦2人・息子3人(小学4年生・小学1年・幼稚園年少)
マンション購入:2004年 居住年数13年
マンション情報:東京都23区内 駅から7分 築37年 全38戸 5階建ての2階
南向き 広さ61.17平米 間取り3LDK

【相談先事業者紹介】※今回アドバイス頂いたモヨウ替えコンサルタント

「NPO法人tadaima!」(外部リンク)代表理事・“子育てモヨウ替えのコンサルタント”の三木智有さん。「NPO法人tadaima!」の“モヨウ替えコンサルティング”は、「家族でつくる“暮らしの舞台”」をコンセプトにしています。間取りはそのままに部屋の使い方や、家具の配置を見直し、居心地のいい環境づくりを提案するので、一般的な整理収納アドバイザーやインテリアコーディネーターと少し違います。
「マンションの間取りを最大限に活かす!お部屋の模様替え”3つのルール”」

カウンセリングで見つかる生活の無駄

まずは、夫婦そろって受けるカウンセリングで、お互いに感じている部屋の悩みを出し合いました。

相談する山田さん家族。あまりインテリアに興味のないご主人も今日は真剣です。

それぞれの悩みは次のようなものがあげられました。

【奥さんの悩み】

①3人の子供たちが就学・就園し、学校や習い事の荷物が増えた。
②子供たちそれぞれに収納場所はつくったが収納できず、玄関・リビング・子供部屋に荷物が点在してしまう。
③荷物は各自の収納場所に戻せるような子供部屋にしたい。

ランドセル置き場はあるが活用されていない。何も言わなければずっと放置状態。

④キッチンとリビングダイニングが手狭で、家具にも邪魔され家事導線が悪いので、スムーズに身動きできるようにしたい。

コンパクトな商品を選ぶようにしているが、子供たちもどんどん大きくなるので毎年手狭になっている。

【ご主人の悩み】

①長男と次男の勉強机を置くために、リビング横にあった自分専用のデスクトップパソコンを玄関横の洋室に移動しことで、1人で個室にこもる時間が増えた。
②家族の気配を感じながら作業できる専用の空間が欲しい。

玄関横の洋室(6畳)には、天井までの収納を作りパソコン・テレビ・関連する雑貨を置いている。

③同室に夫婦のセミダブルベッド・衣装だんすもあり、地震がきたら危なく、落ち着いて寝られない。
④子供の寝室は、現在、妻と子供3人で使用。子供たちが成長した時を考え、3段ベッドも考えているが値段も高く、地震で揺れた時の不安もあり購入を先延ばしにしている。

下の段を引き出すタイプの2段ベッド。現在は、引き出しベッドはなくし、上に1人、下に3人布団を敷いて寝ている。

三木さんは、山田さん夫婦それぞれの悩みと、生活スタイルや部屋の使い方、収納されているものなどまで細かく聞き取り、全ての部屋を見ながら問題解決の糸口を探っていきました。このヒアリングは「生活の無駄」を見つけることができ、模様替えをする大事なアプローチになっています。

全ての部屋・収納をチェックしていきます。それぞれの用途・分量をしっかりと把握していきます。

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2017/07/05

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