グッドデザイン金賞受賞の座間・ホシノタニ団地に学ぶ、街とつながるコミュニティの作り方

2016年3月開催第3回ホシノタニマーケットの様子 ※写真提供:ホシノタニ団地

マンションコミュニティを外へ開くと、住民だけでなく地域の人と人とがつながる交流に拡大していくはず。地域イベント「ホシノタニマーケット」が人気のホシノタニ団地に取材し、人気のイベントや、街とつながるコミュニティの作り方についてお話を伺いました。

座間の地域イベントとして人気の「ホシノタニマーケット」

2017年3月に行われた第5回ホシノタニマーケットのフライヤー。

「ホシノタニマーケット」は、小田急小田原線「座間」駅前にある賃貸共同住宅ホシノタニ団地で開催されている、人気の地域イベント。ホシノタニ団地は、昭和40年代に建築された小田急電鉄株式会社の社宅4棟を、株式会社ブルースタジオがリノベーションを手掛けた住宅です。4棟のうち2棟は座間市市営住宅、2棟を一般賃貸住宅として貸し出しています。

「座間」駅からわずか1分の駅前立地を活かして、団地ならではのゆとりある敷地を駅前広場として開放し、座間のシンボルとして街の活性化にも貢献。団地の再生、郊外活性化といった社会の課題解決に対する取り組みが評価され、「2016年度グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)」を受賞しました。

郊外都市の高齢化や人口減少が社会問題として取り沙汰されている中で、ホシノタニ団地には、東京23区や横浜などから引っ越してでも「ホシノタニ団地に住みたい!」と魅了されて移り住む若い世代が多く、2棟の賃貸住宅はモデルルーム用の1室を除いて満室。この場の魅力づくりの秘訣を知れば、分譲マンションのコミュニティづくりやブランディングにも役立つのではないでしょうか?

何と言っても「座間」駅から降り立ったときに、「あ!楽しそう!」と感じる雰囲気に満ちあふれているホシノタニ団地の魅力って何でしょうか? マンション・ラボ編集部は、地域イベントやコミュニティの作り方だけでなく、集合住宅のブランディングの秘訣も知りたいと思いました。

ホシノタニマーケットは、ローカル性を個性として打ち出した地域イベント

「ホシノタニマーケット」は、今回で第5回目を迎え、2016年10月に開催されたばかり。年々参加者も増え、座間住民だけでなく、神奈川・東京から遊びに来る方もいるそうです。小田急線の車内広告で告知を見かけた人も多いのではないでしょうか?

ホシノタニ団地のロゴマークが可愛いペナント飾り。写真右は誰でも借りられるシェア畑。写真左は、棟内1階に開設された農家カフェ。シェア畑の風景が目を楽しませます。(2016年3月) ※写真提供:ホシノタニ団地

マーケットに出店するのは、洋菓子・パン店、どんぐりスイーツを販売する地元で有名な「どんぐり源さん」、化粧品店などの地元商店の他、神奈川県で活躍するお店。ここにしかないローカルなお店が揃っているのが楽しい。(2016年3月) ※写真提供:ホシノタニ団地

子ども達が楽しめる手作りワークショップも用意されています。こちらは、「春のピクニックおべんとうバイキングエプロン」づくり。お子さんが遊べる場づくりって大切ですね。(2016年3月) ※写真提供:ホシノタニ団地

布かばん、布ぞうり、草木染めの手ぬぐいやスカーフなどの手作り雑貨のお店に、多世代のお客様が集まります。既存の商品ではない、オンリーワンの手作り作品の温かみが、人を立ち止まらせます。(2015年6月) ※写真提供:ホシノタニ団地

ホシノタニマーケットは、回を重ねる毎に来場者数も増え、着実に地域のイベントとして育まれています。皆さんがお住まいのマンションや地域でも、こんな魅力的なマーケットがあれば、きっとコミュニティづくりに役立つはずです!

次のページでは、座間という街やホシノタニ団地を知るきっかけとなっているイベントづくりの秘訣をご担当者に伺いました。きっと皆さんのコミュニティづくりのヒントになるはずです!

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2017/05/02

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