同じマンション内のママ友と上手く付き合うためのコツとは?

結婚や出産を機に、新しく住居を求めマンション暮らしを始める方は多くいらっしゃると思います。持ち家ともなれば、後から引っ越しというのは難しいのが現実。マンション内での交流は、なかでもママ友との付き合いに、頭を抱える人が多いようです。子どもが、幼稚園から小中学校に上がるまでの長い間、同じコミュニティで活動するのですから、良好な関係を築きたいもの。

今回は、マンションに住んで子育てを経験したことのある20~40代の女性にご意見をお伺いし、ママ友と上手く付き合うためのポイントをまとめてみました。

ポイント1:一定の距離を保って、ゆっくりと関係を築くのが第一の基本!

「一度、人間関係に亀裂が入ってしまうと、面倒なことになりそう。よっぽど意気投合しない限りは、挨拶だけは怠らないようにして、つかず離れずの人間関係を保って接するのが賢明かもしれません。」30代女性A

この女性のように、いつ起こるやも知れぬ人間関係のもつれを避けたいために、一定の距離を保って接することを心掛けているママ友の意見が多くありました。
ご近所づきあいのポイントは、「無理せず自分のペースを守る」こと

また、

「ママ友は子どもが成長するまで、ずっと続く関係だから、距離感は重要。打ち解けるまでタメ口はない。」20代女性

というように、いきなり仲を深めようと接近せず、時間をかけて関係性を探る人もいます。しかし、過度な丁寧語とくだけた言葉の使い分けは、場合によって相手を傷つけ、意図せぬ誤解のもとにもなるようですので、周囲の目も考慮した上での行動を心掛けるのが良いようです。

一方で、大勢で集まるのが苦手なので、近所づきあいは子どもたちに任せるといった意見もあります。

「同じマンションで生活環境が近いので、あまり深く付き合わない方がいいと思ってます。共用廊下で会ったら軽く挨拶、少し立ち話くらいがいちばんです。子どもたちは小学生にもなれば、マンションの子に限らず、自分と気の合う子とお友達になって遊ぶようになります。親は関係ないです。」20代女性

「子どもは二人とも中学生です。働きに出るお母さんが増え、子ども達は部活などでそれぞれの世界を持ち始めました。もうあまり親の出る幕はありません。」30代女性

子どもの成長の自主性に任せ、親に挨拶はするが深入りはしないママの意見は、伸び伸びしているようでもありますが、そうした積極的に他者と関わりたくない背景について、子育て中のママという立場以前にも、マンションという環境ならではの根本的な問題があるようです。

「入居して間もない時に、部屋の間取りや購入価格など、しつこく訊かれたことがありました。おまけに自分は上の階で、頭金にいくら払っただの、ローンがあといくらだのについても披露されて・・」30代女性

その時は、内心困惑し、相手にこちらの事情については話さなかったそう。

無論、フロアについては、お年寄りと同居だからと負担の少ない下階にする場合もあれば、高い場所や景色が何より好きなので最上階を選択する場合など、プライベートな理由があります。間取りなどについても同様といえます。
しかし実際には、上等な部屋に住まうことを鼻にかける女性もいるようで、暗にそそのかされるマンション内での格差意識が人間関係の疎ましさを生じさせることにもなっているようです。

ポイント2:他人の家庭の悪口を言わない、謙虚な姿勢で

また、マンション内での付き合いで、気持ちを疲れさせる原因となるのは、親しいママ友同士で結成される井戸端会議にあるようです。

「マンションの前が、幼稚園の送迎バスのバス停になっていて、通わせているママたち数人が、毎日1時間くらい、必ず井戸端会議をしてるんです。その前を通り過ぎる時、なんだか睨まれているような感じがして居心地が悪い気持ちがします」20代女性

「ママ友同士の井戸端会議は、大抵、あそこの子どもの成績が良いのは、どこそこの塾の先生の教え方がいいからだとか、あの子どもの洋服が可愛いといったことから、あそこの旦那は何の車を乗っている、帰りが遅いだのという下世話なことまでです」30代女子

自分の知らないところで、子どもの受験や進路に対する悪口や、家庭の黒い噂を流されてはたまったものではないので、永遠と井戸端会議をするようなグループや派閥に属し、全体の雰囲気がどこか悪いまま、そこから逃れられない状況にハマる場合も。

また、仲の良いマンション内では、家族ぐるみで、週末に飲み会やキャンプをするくらいに密着した関係になることもあります。

「長い家族ぐるみの付き合いになるかもしれないから、夫の愚痴は言わない」30代女性

「今後のことを考えて、家庭の事情にはあまり踏み込まないのが、無難な交際の秘訣でしょう。子どもの成績など、デリケートな話題は慎重に扱ったほうがよさそうです。」40代女性

それから、相手も同じママだからといって、子どもが騒ぐのは当然などと、開き直る態度も反感を買うようです。

「自分から、迷惑をかけていないかと尋ね、謙虚な気持ちを示している。そうすると、相手も同じように接してくれる」30代女性

というように、相手の気持ちを勝手に決めつけたりせずに、誠意を表すのがよさそうです。

ポイント3:無理はしない。でも、ママ友ひとりはつくる

少子化の時代、初めての子どもを育てる場合が多く、こうした女性は子育ての悩みを抱えやすいと言われます。育児中は、家に閉じこもりになってしまうケースもあります。そのため、いざといった時には相談できるなど、平素よりコミュニケーションを取れる人脈を作っておくことは、心の安定でもあり、また、外の世界の広い情報を得るためでもあります。

「私は、積極的にマンション内の公園に通っていましたよ。通い始めの頃は、互いに余所よそしかったのですが、何度か顔を合わせるうちに会話が弾み、子ども同士も仲良くなっていきました。」30代女性

「本来は大勢でつるんだりするのが苦手なタイプの私なのですが、それでも子どものこれからのことを考えて、割り切ってママ友と頑張って付き合うようにしました。今ではみんな同じ幼稚園へ通って、お互い情報交換したり一緒に遊んだりしています。特に仲良くなった人とは子ども抜きで遊んだりすることもあります。ママ友は一人は必要です。」20代女性

第一回:子育て世代の主婦に聞く~交流の鍵は「共通点」を見つけること~


ママ友は、子どもがきっかけで繋がった関係ではあるけれど、子どもを通じて、相互支援をしうる存在でもあることを認識しましょう。日頃から、挨拶などで敬意を示しながら関係を築いていき、マンション内で孤立をすることのないようにしましょう。

あいさつ大会や子育てママのしゃべくり会といった住民交流イベントを実施しているマンションの事例もぜひ参考にしてみてください。
600世帯の高層マンションの超・ご近所コミュニティに学ぶ交流&カイゼン術

2017/03/23

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