マンション収納~少ないスペースでも快適に暮らすアイディアとは~

マンションでの限られた間取りやスペースでは、収納場所を確保するのは悩みどころです。小さな子どもの居る家庭ではこまごましたものが増え、ついつい整理できずにいる人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は片付けが大好きで、整理収納をアドバイスする資格まで取ってしまったという主婦のマンションを訪れ、スッキリ収納するコツを聞いてきました。

【取材者・住環境】

AKIさん
家族構成:夫婦、息子2人(5歳、1歳)
居住歴:5年
築年数:15年
マンション情報:5階 リビングは2方向に窓とバルコニーあり

AKIさんのちょっとしたコツ

1歳と5歳の男の子の子育て中のAKIさんは、3LDKに住んでいます。リビングは2方向に窓とバルコニーがあり、明るく風通しの良い空間となっています。足を踏み入れた途端、カラフルな壁時計、色鮮やかなおもちゃ収納ボックス、グリーンのテレビ台と、たくさんの色が目に飛び込んできます。けれども、ごちゃつき感がありません。
――AKIさんはちょっとしたコツで、壁が少なく棚を置けるスペースが限られているリビングを活用しているからです。

リビングは今、気に入っている北欧テイストのインテリアが中心となっています。

~AKIさんの3つのコツ~

(1)カラフルバケツをあえて見せる

存在感を消す収納ではなく、お気に入りのカラフルなバケツを使ったり、物をきれいにそろえて置いたりして、インテリアのようにあえて見せる収納にします。

(2)ザックリ9割収納

雑多にあるおもちゃは、ざっくりと分ける程度にバケツに入れ、置く場所を分散しています。同種類を無造作に1つのボックスに9分目くらいまで入れます。ボックスの高さがぴったりの棚に収納すると、中身がほとんど見えませんので、見た目をスッキリとさせます。細かな仕切りはないので、遊び終わったらポイポイ入れるだけ。子どもでも片付けがしやすそうですね。

バケツごとにしまっているおもちゃの写真をつけると、どのボックスにどのおもちゃをしまうかがすぐにわかります。

(3)「片づけ」へのハードルを下げる

毎日使うカバンなどはポールハンガーを利用せず、取り出しやすくするために壁にフックを取り付けてかけています。「片付けやすさ」に気を配ることも、家をすっきりきれいに保つ秘訣のようです。

子どものリュックなどの軽いものは、壁に取り付けたネジ式フックで「見せる収納」

増えていく物との上手な付き合い方

独身の頃からずっと、物を多く持たない生活を送ってきたというAKIさん。成長に伴って使わなくなった子ども服やおもちゃ類、好みが変わって身に着けなくなった大人の衣類など、「必要がないもの」を見つけると、すぐに「家から出す」――近所のリサイクルショップやインターネット上で売り、子ども服は児童館に寄付するなどを心がけています。

限られた収納スペースに入りきらなくなった時が、「いる」「いらない」の選別のチャンスです。AKIさんは、「基本、面倒くさがりやなんです。物がなければ散らからないし、片付けの手間も少なくて済みます」と笑って話します。

子ども服は下着も含め6セットほどを1人につき引き出し1つに収納。

収納の正解は人それぞれ

AKIさんは「ホームオーガナイザー」の資格の勉強をしたことで、「好きかどうかを基準に物を選ぶ」という価値観に出会い、量だけでなく“好き”という感覚も大切にしながら、物を持つようになりました。
そして、使い勝手の良い収納場所や家具の配置を、暮らしながら探ってできた今の状態は、気持ちが落ち着くものになっています。

「たくさんの物に囲まれて暮らすのが好きな人は、無理やり物を減らす必要はないと思います。私は物が少ないのが好きなだけ。どこに何をしまってあるかを把握できる程度の量を、保っていたいんです」と話すAKIさん。今後は、資格を生かして片付けの悩みを解決する手伝いをしたいと思っています。

今は電車のおもちゃに夢中。おもちゃ箱からあふれそうになったら、子どもと一緒に選別するつもりです。

家具の配置や収納は、それぞれの家庭で違ってきますから、正解は一つではありません。
また、家族の状況もどんどん変化していくものです。まずは「“今”を大切に、物を持つ」ということから、私も心がけてみようと思います。

別のお宅の収納術もぜひご覧になってみてくださいね。
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文:篠宮悠子(Loco共感編集部)

2017/03/14

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