マンションで育てる人気の観葉植物シェフレラ(カポック)基本の育て方~挿し木と剪定~

ここ数年リバイバル人気となっている観葉植物シェフレラ(カポック)について、マンションでの基本的な育て方、挿し木と剪定方法をご紹介します。

昔カポック、今はシェフレラと呼ばれている

シェフレラは、日本で観葉植物が人気になった初期の頃からあったものです。30〜40代の親世代ならカポックやホンコンカポックという名前でご存じだと思います。
カポックという名称は、シェフレラと掌状の葉の付き方がよく似ているパンヤ科の植物のことです。昔間違って名付けられたカポックという名前で流通していましたが、現在は正しい名称であるシェフレラ(ウゴギ科)として販売されています。

シェフレラのリバイバル人気の秘密は、新しい樹形の仕立て方

片流しに仕立てられたシェフレラの樹形。

昔からある観葉植物が、突然リバイバル人気になることがたまにあります。サンスベリアは、10年ほど前にテレビで空気清浄効果があると紹介されたことで、突然リバイバル人気となりました。
シェフレラは、本来まっすぐに育つ植物です。昔は支柱を付けてスタンド型に設えたものが、飲食店の間仕切りや目隠しとしてよく用いられていました。
最近のシェフレラは、手間をかけて盆栽のように片流れなどの樹形にした木立タイプが人気です。これは、枝を剪定してうまく横に育っていくように一手間も二手間もかけたものです。初心者がこの樹形を作るのは難しいので、気に入った樹形の鉢を購入するのが良いでしょう。

丈夫で育てやすいシェフレラ、マンションでの基本の育て方

一つの枝から掌状に複数の葉が付くのがシェフレラの特徴です。

シェフレラは、丈夫で育てやすい初心者向けの観葉植物です。観葉植物の定番ウンベラータよりも丈夫で育てやすいと思います。

●日当たり—明るい場所に、直射日光を避けて
耐陰性もあり寒さにも強い品種です。マンションの室内では、窓から少し離れた明るい場所に置いて育ててください。からならの木のお客様で、マンションのベランダで長年シェフレラを育てている方がいらっしゃいます。10階の北向きのベランダから13階の南向きのベランダのあるマンションに引っ越しされても元気に育っていますので、ベランダの向きにあまり左右されにくいと言えます。ただし南向きのベランダや室内では、直射日光による葉の日焼けには注意してください。

●水やり—完全に土が乾いてから
土の表面が乾いたと思ってから、2〜3日後に水やりを行ってください。土が完全に乾いてから水やりをするのは、観葉植物の基本です。水をやりすぎて根腐れさせたことがある方は、もう一度以下の記事でおさらいをしてください。
観葉植物の水やりは「完全に乾いてから」「たっぷりと」が基本

●サイズ—大きく育てるには鉢を変えていく
シェフレラは根の生育も早く、よく成長する観葉植物です。大きく育てていくためには、土を更新する際に、鉢のサイズを少しずつ大きくしていきます。

●病気—カイガラムシ対策
シェフレラは丈夫なのであまり病気の心配はありません。どの観葉植物でも起こることですが、乾燥した冬に、室内でよく発生するカイガラムシにかかることがあります。カイガラムシ対策は、こまめに取り除いてスプレー式の薬を散布します。なかなか退治できないようでれば、春になったらベランダに出して、上から洗い落とすように水やりをして、薬を散布して回復を待ちます。

冬の観葉植物のケアとカイガラムシ対策については、こちらの記事も参考にしてください。
冬は、インドアグリーンもウイルス風邪をひく?

シェフレラの挿し木と剪定方法

からならの木にあるシェフレラ。天井近くまで高さがある大木に育ちました。

黒い箇所が枝を剪定した部分。新しい枝が横へ樹形を広げるように剪定で導きます。

シェフレラを片流しなどの樹形に設えていくには、枝が分かれる節の部分で片枝を剪定して、伸びていく方向を決めます。
剪定した枝は、土差しの挿し木で増やしていくことができます。挿し木を始めた当初しばらくは水をたっぷり与えて、その後は乾燥したら水を与えるようにします。
ウンベラータの育て方 冬のお手入れと春の再生、剪定のコツ

挿し木と剪定については、以前出演した「NHK趣味の園芸2015年8月号」でも解説しています。そちらも併せてご覧ください。
NHK出版「趣味の園芸2015年8月号」(外部リンク)

シェフレラの種類とサイズはさまざま

斑入りタイプのシェフレラ。黄色の陶器の鉢カバーと合わせて明るい春のイメージに。

シェフリナ ルフィーナ。細長い葉が特徴的。鉢カバー次第でアジアっぽいイメージにも。

シェフリナ アンガスティフォリア。細長く、艶やかな光沢のある葉が特徴。(写真向かって左)シェフレラ グランディー。葉が少しカールした華やかなタイプ。(写真向かって右)

シェフリナ アンガスティフォリア。細長く、艶やかな光沢のある葉が特徴。(写真向かって左)
シェフレラ グランディー。葉が少しカールした華やかなタイプ。(写真向かって右)

シェフレラ コンパクタ。うまく横に広がった樹形に仕立てられています。


シェフレラは、初心者にぴったりの丈夫で育てやすい観葉植物です。気に入った樹形やサイズを見つけて、マンションの部屋やベランダで育ててください。

2017/02/16

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