女性でもできる!マンションの「蹴破り戸(隔て板)」の蹴破り方のコツ

煙体験コーナーで知った真っ暗な室内で逃げる恐怖!

煙体験コーナーで体験している様子をモニターから確認。実際には真っ暗闇ですが、スマートフォンの懐中電灯アプリを使うと、足元が照らせてかなり便利でした!

煙体験コーナーで体験している様子をモニターから確認。実際には真っ暗闇ですが、スマートフォンの懐中電灯アプリを使うと、足元が照らせてかなり便利でした!

本所防災館には、火災の対処方法を学ぶ「煙体験コーナー」(※体験ツアー可能)があります。体験コーナーでは、実際に煙(無害なもの)を発生させて、煙の特性を理解して、安全に避難するための体験ができます。

もしマンションで火災が起きたら、停電のために照明は点かず、暗闇と煙の中を避難しなければなりません。また、火元の階よりも上のフロアで煙の被害が大きいことがわかっています。
煙への対処方法は、煙を吸い込まないように口や鼻に布を当てて、姿勢を低くして避難します。

しかし一番恐怖だったのは、真っ暗な部屋での避難でした。外光が入る窓がなく、非常灯すらない密室状態では、パニックに陥りかねません。マンションの内階段や内廊下で、照明が消失すると、こういう状態になるに違いありません。

煙体験では、何も持っていない状態と、スマートフォンの懐中電灯アプリを使った状態とで体験してみました。灯りがあるとないとでは、安心感に格段の差がありました。

暗闇で避難する際には、手をグーの形にして壁沿いに進む!

壁沿いに進む際の手の向き OK:手をグーの形にして、手の甲を壁面にあてて進む(写真向かって左) NG:手をパーの形にして、手のひらを壁面にあてて進む(写真向かって右)

壁沿いに進む際の手の向き
OK:手をグーの形にして、手の甲を壁面にあてて進む(写真向かって左)
NG:手をパーの形にして、手のひらを壁面にあてて進む(写真向かって右)

真っ暗闇の中で避難する際には、壁伝いに進むのが安全な方法です。
その時、手のひらをグーの形にして壁に沿わせて、進行方向に危険な物がないか確かめます。つい、手のひらをパーの形にして壁に沿わせがちですが、何か物体があった際に突き指や指先を怪我する恐れがあります。必ず「手のひらはグーの形」で!

また、真っ暗な中で壁面から途中で手を離してしまうと、方向がわからなくなってしまうことがあるので、絶対に壁面から手は離さないで進みます。

一般の避難口誘導灯や通路誘導灯は、内蔵電池で約20分間は点灯できるように定められています。
しかし、もし誘導灯がついていなかったら?
真っ暗なマンションの内廊下や内階段で本当に避難することができるのか?
マンションの避難訓練で、暗闇での避難方法を取り入れてみる必要がありそうです。

火災で命を落とす二大原因は、一酸化炭素中毒と火傷です!(本所防災館より)

火災で命を落とす二大原因は、一酸化炭素中毒と火傷です!(本所防災館より)

今回は、女性でもできる蹴破り戸の蹴破り方と、真っ暗な中での煙からの避難方法について東京消防庁で教わってきました。
これから空気が乾燥する冬に向かって、火災の危険が高まります。ぜひお近くの防災体験施設で、地震だけでなく火災に対する防災体験も学んでみてください。

東京消防庁(外部リンク)

honjyo_gaikan体験コーナー(インストラクターが案内するツアー方式)は、スタート時間が決まっています。予約で満員の場合があるので空き状況を事前に確認してください。入館無料。
〒130-0003東京都墨田区横川4-6-6
JR・半蔵門線「錦糸町」駅 徒歩約10分、半蔵門線・東武スカイツリーライン・都営浅草線「押上」駅 徒歩約10分
※本所防災館では、通常蹴破り戸体験は実施していません。今回の取材のために特別に体験させていただきました。

2016/12/28

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