テレビでも紹介された千葉市中央区ブラウシアのマンション交流術

テレビ「ガイアの夜明け」で、その活発なコミュニティの取り組みが紹介された千葉市中央区の大規模マンション・ブラウシア。他のマンションとの情報共有にも積極的なブラウシアに、マンション勉強会の様子を伺いました。

4年前からスタートした他マンションとの交流活動

千葉市中央区にあるブラウシア(総戸数438戸)は、以前からマンションコミュニティ活動が活発なマンションです。理事の皆さんを始めとした住民が、ハード面においてもソフト面においても、マンションをよくするために意欲的に取り組んでいます。
ハード面では、植栽エリアの改修、使い勝手の悪かったBBQエリアの改修など。ソフト面では、全体での夏祭り、シニアや子育てファミリーなどの世代別コミュニティ活動と、その活動は多岐にわたります。

さらに、他のマンションとの交流にも積極的に取り組みを行っています。今回はマンション勉強会の取り組みについてお話を伺いました。

レンタサイクル、防災、マンションのさまざまな知識と経験を共有する勉強会

お話を伺ったブラウシア管理組合の皆さん。写真向かって右から、吉岡さん、オブザーバーの高田さん、武部さん、副理事長の大作(おおさく)さん、自治会長の牧野さん。

お話を伺ったブラウシア管理組合の皆さん。写真向かって右から、吉岡さん、オブザーバーの高田さん、武部さん、副理事長の大作(おおさく)さん、自治会長の牧野さん。

—ブラウシア自治会のFacebookページで、3つのマンションの方々との勉強会の様子を拝見しました。勉強会を始めたきっかけは何でしょうか?

高田さん「マンション管理組合理事長勉強会(RJC48)のオフ会で、お会いしたことがきっかけです。3つのマンションは、防災に関して大変先進的な取り組みをされている管理組合ですので、当マンションの防災検討会立上げに際して、今後の進め方への助言をいただくことを目的として、このような防災勉強会を開催しました」

マンション管理組合理事長勉強会(RJC48)(外部リンク)
※首都圏を中心に約110マンションの理事会の役員経験者が自主的に集まって交流する組織。

THE TOKYO TOWERS管理組合、トキアス管理組合、東京ベイスクエア・プリズム管理組合の方々との防災勉強会の様子(ブラウシア管理組合公式Facebookページより)。

THE TOKYO TOWERS管理組合、トキアス管理組合、東京ベイスクエア・プリズム管理組合の方々との防災勉強会の様子(ブラウシア管理組合公式Facebookページより)。

勉強会で他のマンションの防災の取り組みから、ブラウシアでは以下のような学びや気付きを得ました。充実した勉強会だったようですね。

・「防災力」=「想像力」。最悪の状況を想像し、その対処を検討するためにも、防災には想像力が重要。
・安否確認等災害情報共有する手段として、ITツールも大きな武器になる可能性がある。
・防災リーダー(専門家)の育成。
・行政にあるさまざまな助成制度の活用。
・防火対策から防災対策へのシフト。
・防災に関する住民意識や管理組合の防災力の「見える化」により、継続的な防災対策を検討。
・住民向け防災マニュアルを一目で見やすいサイズ化。
・フロア毎に防災組織を作る場合、横だけではなく、縦のつながりも考慮する。
・災害時にどうやって上層階へ物を運ぶのか、そのソリューションを学べた。

—ブラウシアでは今後どのようなことを取り入れていきたいと思われましたか?

高田さん「防災の共通課題は、住民同士の顔が見える関係づくりです。人と人の顔が見える関係がないと、いざというときに機能しないと再認識しました」

吉岡さん「5年前に施設理事として防災マニュアルの作成に関わりました。家庭での水の備蓄などの自助についてはある程度浸透したとして、これからはブラウシアとしての共助のステージを考えるべきときになった気がしました」

武部さん「災害時にはマンション内で滞留することになると思います。そのときにブラウシアにとって、どんなものが必要となるのか? 備蓄品にしても防災用具についてもきちんと精査していかないといけないでしょうね」

牧野さん「防災担当として非常に勉強になりました。ただ、他のマンションが行っている取り組みをただ真似するのではなく、ブラウシアとして必要な防災を突き詰めて考えていきたいと思います」

大作さん「ブラウシアから15名のメンバーが参加した今回の勉強会では、これまで11年間のブラウシアの防災の取り組みを振り返ることもできました。他マンションの防災を学ぶと共に、メンバー全員で防災の認識や方向性を共有するのにも役立ったと思います」

勉強会は、他のマンションの防災のノウハウを得るだけでなく、メンバー間の情報共有にも役立っているのですね。これは新たな発見でした。
また、ひとつのマンションだけで考えているとアイデアも煮詰まりやすいもの。皆さんも、他マンションからの刺激を受けて、より一層自分たちのマンション防災への取り組みの意欲が湧いたことでしょう。

マンション同士がつながれば、さらにマンションはおもしろくなる!

今年の夏に盛大に行われたブラウシア夏祭り。

今年の夏に盛大に行われたブラウシア夏祭り。

ブラウシアでは、新たなことを始める際には、すでに経験がある先輩マンションに話を伺う「勉強会スタイル」で物事を進めてきました。いままでにも「大規模修繕勉強会」、「10周年夏祭りに向けた住民イベント勉強会」、「自転車問題(レンタルサイクル)勉強会」を実施。
2月には、駐輪場の満杯問題を解決するべくシェアサイクルサービスをスタートして、共用部分の廊下にまで溢れていた自転車を100台減らすことにも成功しました。勉強会の成果が、確実に結実しているようです。

6月からスタートした自転車シェアリングサービス。電動タイプから子供カゴ乗せタイプまで8台のレンタサイクルが準備されています。

6月からスタートした自転車シェアリングサービス。電動タイプから子供カゴ乗せタイプまで8台のレンタサイクルが準備されています。

高田さん「勉強会ではさまざまなノウハウを惜しげなく提供いただいているので、我々としても恩返しできればいいなと思っています。勉強会のマンションの方々とは今後も長いお付き合いをしていきたいですね」

また、ここ数年で「ブラウシアのノウハウを教えてください」という、他マンションからの問い合わせ数も増えているそうです。ブラウシアでもできる限り、その声に応えるようにしているとのこと。マンション同士、教え・教えられて、いいかたちでの情報共有の輪が広がっているようです。

今回ご紹介したブラウシアの勉強会だけに限らず、このところ、マンションとマンションがつながることで、さらにパワーアップしている事例が目立っています。

同じエリアの3つのマンションが共同主催で防災イベントを行った事例は、こちら。
マンションは、つながるとパワーアップする!?3つのマンション共同主催の防災「炊き出しフェス」

どのマンションにも共通しているのは、40〜50代前後のやる気ある役員たちが、楽しみながら、自分たちのマンションを本気でよくしていこう!と考えている点です。
SNSで人々がつながるように、マンション同士もどんどんつながっていけば、きっとさまざまな効果が生まれてきそうです。

マンションがよくなると、マンションの資産価値も上昇する!?

先日テレビ東京の「ガイアの夜明け」でも紹介されていましたが、ブラウシアの取引価格は、2012年の坪単価112万円から2016年には119万円と値上がりしていることがわかっています(千葉市内の不動産会社調査による)。通常のマンションは、時間の経過と共に資産価値が低下していくなかで、この上昇率は、やはりブラウシアの管理や取り組みが価値として評価されているのではないでしょうか?
テレビでも、ブラウシアに住んでいるママ友から管理がいいからという話を聞いて、部屋の購入を決めたというご家族が紹介されていました。まわりに住んでいる人が、「このマンションに住みたい」と思うのは、マンションの魅力の印です。

「自分の住みたいと思うマンションをどうつくっていくか、みんなで考えていくのが大切だ」という高田さんの言葉のように、これからのマンションは、「自分が住みたいマンション」を住民みんなでつくっていくことが、新たな資産価値を生んでいくのだといえるかもしれません。

【ブラウシアのその他紹介記事】こちらも併せてお読みください。

ガーデニングやfacebook活用、理事全員がグループ制でコミュニティづくりを行うマンション

マンションコミュニティ事例!住民も喜ぶブラウシアの「新1年生 親子交流会」とは?

シニア世代の交流に特化したマンションのコミュニティ事例~ブラウシア over 60’sの集い~

2016/10/23

プロフィール

↑ page top