毎日の料理をさらに美味しくする「鍋」の選び方

前回のフライパンに引き続き、今回は鍋について考えていきましょう。

一般的なご家庭に、鍋は一体いくつくらいあるのでしょう。ちなみにわが家には、ざっと見渡したところ、10個の鍋がありました。

この10個の鍋の内訳は、
・雪平鍋 2つ
・ミルクパン 1つ
・両手鍋 2つ
・中華鍋 1つ
・土鍋、炊飯土鍋 各1つ
・厚手の鋳物琺瑯鍋 2つ

この中で、一週間に一度以上使っている鍋は、実は4つだけ。わが家はその日食べる量+αを毎日作っているので、小回りのきく片手鍋がいちばん出番が多いです。それにしても、やっぱり使いやすいものに集中しているのですね。ちょっと自分でも驚きでした。

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鍋は形状や素材によって、向いている用途があります。たとえば軽量な雪平鍋は、茹でる、煮る、蒸す料理など万能で小回りがききます。お味噌汁や煮物をはじめ、何でも作れるので、最も出番が多い。持ち手もステンレスで洗いやすい、遠藤商事のジオシリーズの18センチと20センチを揃えています。

ミルクパンは雪平鍋よりもひとまわり小さくて、内側に焦げ付き防止加工がされたものを使っています。牛乳を沸かしたりスープを作るのに使っていて、牛乳は焦げ付きやすいので、そうならない鍋を選んでいます。

両手鍋は、クリステルのステンレス鍋と、中尾アルミの厚手アルミ鍋。どちらも少し大きめで、カレーやシチュー、トマトソースなどを作る際に使います。ゆっくり火を通していく煮込み系の料理は、地厚な鍋がいい。ステンレスもアルミも熱伝導に優れ、美味しく仕上がります。

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土鍋と鋳物琺瑯鍋も地厚な両手鍋とほぼ用途は同じですが、土鍋は鍋やおでんの時にも使っています。蓋もしっかり重い鋳物琺瑯鍋(クーザンス)は、洋風の煮込み料理や、蒸し焼きする料理に。小さいサイズではお米も炊いています。

合羽橋で買い求めた中華鍋は、実は最近あまり炒め物を作らないため、ちょっと出番が少なくなっています。フライパンと用途がかぶっていることも一因かもしれません。年齢や季節によって作る料理が変わり、それに伴って使う道具も変化していきます。

このように、鍋にはそれぞれ得手・不得手があるので、よく作る料理をさらに美味しく調理できる鍋はどれか、という視点で選ぶと良いでしょう。あとは、できるだけ様々な料理に向く鍋を選ぶと、いくつも鍋を持たなくて済みますね。

私は料理が気分転換のひとつなので、鍋が多いのは自覚していますが、使っている頻度を考えると、もう少し絞り込めるかなとも思います。ですが、物によってはちょっと多く持っても良いことにしていて、鍋もその中に入っているので、しばらくは現状維持でしょう。この先、引っ越したりしてキッチンが変わり、鍋が入らなくなったら、それが見直し時かもしれませんね。

2016/03/15

プロフィール

柳沢 小実

1975年 東京都生まれ

日本大学芸術学部 写真学科卒業

エッセイスト、整理収納アドバイザー


暮らしにまつわる著書多数。ファッションと美味しいものが好きで、収納好きが高じて、整理収納アドバイザー1級の資格を取得。手間をかけずにすっきり見える収納法を日々研究中。


公式HP『ふらりふらり帖』


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