万が一の時に役立つ「サバイバル・カード」と「貴重品リスト」

今回は、災害が発生する前に日頃から準備しておきたい

「家族の防災メモ」

「貴重品リスト」についてアドバイスします。

家族情報を常に携帯する「サバイバル・カード」と「我が家の防災カード」

家族が離ればなれになっている際に、地震が発生したら? あなたのご家庭ではどうやって安否確認の連絡を取るか、どこで落ち合うか、家族で決めていらっしゃいますか?
いざという時に落ち着いて行動できるように、自分と家族の情報と緊急連絡先を記載した情報をカードやシートにまとめて、いつも身につけていることをおすすめします。

コンパクトな「サバイバル・カード」

コピーして使えるサバイバル・カードを巻末付録につけています(『マンションみんなの地震防災BOOK』より)

著書『マンションみんなの地震防災BOOK』でもご紹介していますが、小さいカードサイズの大きさの「サバイバル・カード」なら、いつもお財布や定期入れなどに入れて身につけておくことができます。小さいお子さんに持たせておくのにもよいでしょう。

「サバイバル・カード」は、性別、血液型、住所、家族の緊急連絡先など、そして家族とはぐれた時の集合場所も記載しておきます。
また災害伝言ダイヤルの使い方も記載してありますので、まずここで安否確認情報をとるようにしましょう。

NTT東日本 災害伝言ダイヤル(171)
http://www.ntt-east.co.jp/saigai/voice171/index.html

NTT西日本 災害伝言ダイヤル(171)
http://www.ntt-west.co.jp/dengon/

もう少し詳細な情報を記載した「家族の防災メモ」

家族の防災メモ

「家族の防災メモ」は、「サバイバル・カード」に記載した情報からさらに詳しい情報を追記したものです。

かかりつけの病院、健康保険などの番号、疾病歴、親戚・知人連絡先など、より詳細な個人情報を記載していますので、しっかり管理できる保護者にお持ちいただくのがよいでしょう。

「家族の防災メモ」のダウンロードはこちらから

災害発生後の手続きがスムーズ「貴重品リスト」

我が家の貴重品リスト

また、財産・貴重品を管理するために大切な証書類の番号を一覧にした、我が家の「貴重品リスト」を作成しておきます。免許証やクレジットカードなど、大切な証書番号と緊急時の連絡先をリストアップしておくことで、万一紛失・焼失した場合にも、再発行の手続きがスムーズになります。
但し、再発行できない不動産権利書や貴金属などは、貸金庫に預けておく方がよいでしょう。
「貴重品リスト」は、災害時のみならず、空き巣などに遭った場合にも役立ちます。ただし、データやプリントアウトの取り扱いには十分注意し、携帯する際も、お財布などには入れず、目立たない場所に入れて携帯してください。

「我が家の貴重品リスト」のダウンロードはこちらから

国崎家の防災マニュアルと我が家の貴重品リスト

私は、ふだん仕事で外出する際には、防災グッズ、そして「我が家の貴重品リスト」や「国崎家の防災マニュアル」を身につけています。この手作りマニュアルは、我が家の状況に合わせて以下のようにカスタマイズされており、家族全員が身につけています。家族との連絡手段は、これまでの4手段から、コミュニティ・ラジオとツイッターやフェイスブックを追加して6手段に増やしました。

「国崎家の防災マニュアル」の記載項目

(1)連絡手段
1.NTT災害伝言ダイヤル(音声)
2.家族の携帯電話
3.自宅の伝言場所
4.携帯電話の災害伝言板(メール)
5.コミュニティ・ラジオ
6.フェイスブック、ツイッターアカウント
(2)待ち合わせ場所・避難場所
(3)地震が発生した場合の注意
(4)家を離れる時の注意
(5)自宅にある災害時に使えるものの指示
(6)家具や家の下敷きになった場合の対処や助けを求めにいく場所
(7)その他


日頃の備えが、災害発生時の落ち着いた行動につながります。これらリストやマニュアルは、一年に一回、防災の日に情報を見直すなどして、定期的に更新するようにしましょう。
我が家の防災マニュアルに大きく書き出しているのは、以下の言葉です。

「家族のことより、まずは自分の安全を守ること。生きていれば必ず会えるから」

災害時には、家族が離ればなれになっていても、まず自分の安全を確保することに専念してください。生きていれば家族には必ず会えます。
ぜひそのことを心に刻んで、防災月間の今、家族で防災について話し合ってください。

緊急地震速報が鳴ったら?数十秒あればできること

2012/09/25

プロフィール

国崎 信江

危機管理アドバイザー。危機管理教育研究所代表。女性として、生活者の視点で防災・防犯・事故防止対策を提唱している。文部科学省地震調査研究推進本部政策委員、防災科学技術委員などを務める。講演活動を中心にテレビや新聞など各メディアでも情報提供を行っているほか、被災地域で継続的な支援活動も行っている。

おもな著書に『大地震対策 あなたと家族を守る安全ガイド : ビジュアル版』(法研)、『震度7から家族を守る家: 防災・減災ハンドブック』(潮出版社)、『マンション・地震に備えた暮らし方 (地震防災の教科書)』(つなぐネットコミュニケーションズ)などがある。


株式会社危機管理教育研究所

一般社団法人危機管理教育研究所


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