マンションの空き巣対策!年末年始不在時にしておくべきこと

お正月休みの里帰りや旅行などの長期不在時には、マンションでも空き巣対策をしっかり施す必要があります。侵入者の手口と自衛手段をアドバイスします。

侵入者が留守宅の不在を確かめる手口1位は 「インターホンで呼ぶ」

警察庁の「住まいる防犯110番」によると、侵入者が留守を確かめる方法は、意外にも「インターホンで呼ぶ」が1位、2位が「動きを見る」。他に「電話をかける」「ガラスに石を投げる」「カーテンの閉まり具合」「郵便物の溜まり具合」などの確認方法が見られます。

不在時のインターホンへの対応は無理としても、上記に挙げられている点をきっちり潰していくことは可能です。次に対策をアドバイスします。

警視庁:住まいる防犯110番「侵入者プロファイリング~心理と行動」

事前にしておくべき 「届け出」 と 「声がけ」

郵便受け
郵便・新聞の配達を止めておく

郵便受けがあふれた状態は、留守をさとらせる原因に。長期不在の場合は、最寄りの郵便局に依頼して不在届けを出せば、最長30日まで配達を止められます。また、新聞の配達も止めましょう。

日本郵便:長期間不在とする場合の郵便物等の配達について

マンションの管理員に連絡しておく

長期不在時はマンションの管理員さんに報告しましょう。郵便物を止めるほどでもない2〜3日の場合でも、郵便受けからあふれた郵便物を預かっておいてもらうとよいでしょう。

隣近所にもひと言、声がけを

出かけるときには、隣近所のお宅に「留守中よろしくお願いします。○○日までに戻ります」とひと言声がけを。家に戻ったら小さなお土産を持ってご挨拶します。小さな気持ちの積み重ねからコミュニティの絆が生まれるはずです。

室内対策のポイントは 「在宅の演出」 と 「侵入までの時間稼ぎ」

窓辺にタイマー機能の点灯システムをつける

空き巣は昼間に多いので、室内の電気点灯が役立つことは少ないかもしれません。もし取り付けるならば、タイマー機能の点灯システムが役立つでしょう。天井の照明器具にタイマー機能がない場合、家電量販店などで、タイマー機能で電気をON・OFFできる器具が販売されています。スタンド照明だけでもON・OFFできると、在宅をカムフラージュできます。

カーテンは中途半端に開けておく

侵入犯にとっては「カーテンの開け具合」も不在確認のポイント。カーテンの開け具合は重要です。きっちり閉めておかず、レースのカーテンは閉めて微妙に厚手のカーテンをほんのちょっと開けておきましょう。

窓 補助錠のとりつけ
窓にサブ・ロックを取り付ける

マンションの侵入口は、玄関か窓しかないので確実にそこを施錠すれば防犯効果が得られます。窓には、ホームセンターなどに売っているサブ・ロックを取り付けます。侵入は「5分が分かれ目」。侵入に手間取るほどに効果はあります。

長期不在の防犯対策は、簡単だけれども疎かになりがちなことばかり。安心して出かけるためにも、長期不在時だけでなく、日頃から習慣にしましょう。

防犯だけでなく火の元もしっかり

ガスの元栓を閉めるなど、火の元の点検もしっかりと。不使用の電化製品のプラグはコンセントから外して出かけます。埃がたまったコンセントは、トラッキング火災を起こす可能性もあります。

トラッキング火災とは?
差し込んだままのプラグに埃がたまり、そこから発火・発熱して発生する火災です。隠れた場所や湿気の多い台所・洗面所のコンセントも要注意です。長期不在の防犯対策は、簡単だけれども疎かになりがちなことばかり。安心して出かけるためにも、長期不在時だけでなく、日頃から習慣にしましょう。

2011/12/22

プロフィール

国崎 信江

防災関連専門委員会所属。危機管理アドバイザーとして、全国で防災・防犯対策の講演を行う傍ら、NHKなどのメディアに多数出演し、広く防災・防犯情報を提供している。『マンション・地震に備えた暮らし方』(つなぐネットコミュニケーションズ)、『狙われない子どもにする!親がすべきこと39』(扶桑社)など、著書も多数。

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「減災:3月の議論」で減災コメンテーターとして参加しています。


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