マンション・ラボ編集部ブログ

ネイバーフットデザインの現在地とは? ~HITOTOWA 3周年記念イベント~

撮影 : 黒澤 崇

先日、マンション・ラボの対談「つながり」でご活躍いただいている荒さんが、HITOTOWA INC.の設立3周年を記念して、同社と関係の深いマンション関連企業をパネラーとして招いたトークセッション&パーティを行ないました。

トークセッションのテーマは、「ネイバーフットデザインの現在地」。

ネイバーフットデザインとは、もともと団地育ち、デベロッパー出身である荒さんが、自身の経験・体験をもとに、社会的な問題である「人の無縁化」を少しでも改善していくために掲げたもので、マンションや地域のご近所づきあい・交流を促す活動です。

コミュニティに関心のある人たちが大勢訪れ、学んだり交流したりする場となりました。

今日の社会的孤立や人の無縁化が進行する日本の街を、ネイバーフットデザインで改善していきたい、という荒さんの熱い想いが込められており、それは三井不動産レジデンシャル、野村不動産、京阪電鉄不動産、大和ライフネクストといったパネラーの取り組みにも表れていました。

例えば荒さんとともに新たに京阪電鉄不動産がたちあげた「A-Standard」シリーズは、小規模物件ながらありきたりなマンションのエントランス部分を交流の場として変えることにチャレンジしており、ソファやテーブルの配置や見せ方にもこだわった仕様となっています。実際にエントランスを利用してさまざまな住民交流のプログラムが実施されていて、徐々に住民同士の交流が深まっているとか。今後とても可能性のある取り組みだと感じました。

また、唯一管理会社としてパネラーに参加された大和ライフネクストからは、コミュニティづくりにおいて管理員の存在が重要という考えのもと、同社の管理するマンションに住む子供たちを対象に、管理員さんのお仕事を楽しみながら学べる「一日管理員体験ツアー」というユニークな取り組みについて紹介され、会場を驚かせていました。

パネラーの方々。左からHITOTOWA INC.の荒さん、京阪電鉄不動産の永井さん、野村不動産の曽田さん、三井不動産レジデンシャルの川路さん、大和ライフネクストの千谷さん。大変勉強になる、素晴らしい取り組みをご紹介されていました。

このほかにも、野村不動産の船橋にある大規模マンションを中心に地域全体を巻き込んだまちづくりの事例や、三井不動産レジデンシャルの掲げる「サステナブルコミュニティ」の紹介など、コミュニティづくりの先進的な事例が数多く紹介され、来場者も大変刺激に、参考になったイベントとなりました。

中小規模物件での持続する交流支援や、多世代交流、防災・防犯などの課題解決型のコミュニティ形成といった乗り越えるべき課題を見据えながら、HITOTOWA INC.やパネラー各社をはじめ、参加された方々が「脱・無縁社会」という大きな目的に向かって取り組みをつづけることで、ネイバーフットが当たり前の、心地よく、住みやすい社会につながるのではないかという、「勇気」がもらえる場になったのではないかと思います。

マンション・ラボでも、これまでマンションコミュニティ形成についてさまざまな記事を紹介したり、あるいは住民主導でコミュニティ形成ができるようにするための「マンションアフタースクールプロジェクト」などを展開してきました。

荒さんや各社の取り組みをうかがいながら、コミュニティ形成の難しさに共感するとともに、あらためてコミュニティの必要性、そして新たな価値としての可能性について実感しました。マンション・ラボでは、今後もコミュニティづくりの支援につながる情報を提供していきたいと思います。ぜひご期待ください。

HITOTOWA INC.
http://hitotowa.jp/

2013/12/10

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